ＦＯＤ法による陶編み花瓶の作成
（注）ＦＯＤ：ＦＡＢＲＩＣＡＴＩＮＧ ＯＮ ＴＨＥ ＤＲＡWING
| （１） |  |
【花瓶用陶編み板の作成】 作陶用材料・道具 粘土 新聞紙 タタラ板（５ｍｍ） 丸棒 成形カンナ 濡れ布巾 |
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| （２） |    |
丸棒をタタラ板上を転がし粘土を一定（５ｍｍ）の均一な厚みに固める |
| （３） |   |
固めた粘土板上に定規で切り出し用の線を描く |
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| （４） |   |
成形カンナを使用して、短冊所の粘土板を切り出す |
| （５） |    |
切り出した短冊状の粘土板を互いにくっかない様に離して並べ、乾燥しない様に濡れ布巾をかけておく |
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| （６） |   |
陶編みの原版図面（型紙）を用意する |
| （７） |  |
型紙の線に合わせて、型紙上に一方向に短冊状粘土板を置く（この際、乾燥し易い場合は当面使用しない部分の短冊状粘土板には濡れ布巾をかけておく） |
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| （８） |     |
型紙の線に合わせながら、重なり部分にどろ粘土を塗って固定しつつ、短冊状粘土板を型紙上で編んで行く（乾燥しない様に迅速に編む）乾燥が早い場合は使用しない部分には濡れ布巾をかけておく） |
| （９） |   |
不要な部分の短冊状粘土板を成形カンナを使用して切り取る |
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| （10） |  |
陶編み板の完成 |
| （11） |  |
【花瓶用裏打ち板の作成】 作陶用材料・道具 粘土 新聞紙 タタラ板（３ｍｍ） 丸棒 成形カンナ 濡れ布巾 丸棒をタタラ板上を転がし粘土を一定（３ｍｍ）の均一な厚みに固める |
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| （12） |   |
前記（１０）の陶編み板のサイズに合わせて裏打ち板を切り出す |
| （13） |  |
陶編み板の表面に裏打ち板を貼り付ける為に、陶編み板の表面にどろ粘土を塗る |
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| （14） |   |
どろ粘土を塗り終えた陶編み板の上に裏打ち板を載せて手で均一に抑えて、接着する |
| （15） |    |
接合された粘土板を２枚の平板を使用して、上下を反転させて、陶編み板を上方向に置き直す |
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| （16） |  |
はみ出した余分な裏打ち板を成形カンナを使用して除去して、陶編み板と裏打ち板の二層構造が完成 |
| (17) |    |
前記（１６）の２層構造板を花瓶として組み立てるのに必要なサイズに成形カンナを使用して分割する |
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| （18） |    |
【花瓶の底部の作成】 作陶用材料・道具 粘土 新聞紙 タタラ板（５ｍｍ） 丸棒 成形カンナ 濡れ布巾 丸棒をタタラ板上を転がし粘土を一定（５ｍｍ）の均一な厚みに固める 前記（１７）の花瓶の側面に合う底部の形に合わせて平板を切り出す |
| （19） |  |
花瓶用の側面・底面の５部品が完成 |
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| （20） |   |
側面用の４部品を重ねて、濡れた布巾の上で擦りながら、形状揃えると共に、接着面を滑らかに加工する |
| （21） |             |
【花瓶の組み立て】 手廻し轆轤の中心に花瓶の底面を置き、どろ粘土を塗りながら側面を順番に接合して行く（この時に竹ベラ等を使用して接合部分の粘土を十分馴染ませる） |
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| （22） |   |
角型カンナや成形カンナを使用して、不要な部分を削り、形を整える |
| （23） |  |
濡れた布巾で拭きあげて最終の仕上げを行う |
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| （24） |  |
花瓶の底に銘を入れる |
| （25） |   |
花瓶の組み立て・仕上げ完了 |
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| （26） |  |
組み立て・仕上げ工程が終わると、熱処理炉で６００℃〜１０００℃に加熱して、素焼きを行う |
| （27） |  |
素焼き工程が終了 |
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| （28） |    |
釉薬かけ（キソバと織部を順番に重ねながどぶ漬けてかけていく） |
| （29） |  |
刷毛により花瓶底面の釉薬を剥がす |
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| （30） |  |
釉薬が乾燥したら、本焼成（約１２５０℃）を行う |
| （33） |   |
本焼成完了（完成品） |
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