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《E近畿地方》



【経ヶ岬灯台】

経ヶ岬灯台
(日本灯台50選)




●航路識別番号:0998 [F7270] ●位置:北緯35度46分38秒
    東経135度13分24秒
●所在地:京都府竹野郡丹後町 ●塗色・構造:白色、塔形(円形)、石造
●レンズ:第1等フレネルレンズ ●灯質:群閃白 毎12秒隔て8秒間に3閃光
●実効光度:280000 cd ●光達距離:29.5海里
●明弧:全弧 ●塔高:12.42 m (地上・塔頂)
●灯火標高:148 m (平均海面 - 灯火) ●初点灯:明治31年12月25日
●管轄:海上保安庁舞鶴海上保安部

1898年(明治31年)12月25日初点灯した灯台で、第1等フレネルレンズを使用した第1等灯台に指定されています。経ヶ岬中腹の海抜144mに立地しており、光達距離22海里(約41km)、1回転20秒の速度で回転しています。実効光度は28万カンデラです。レンズはフランス製のもので、レンズ台を含め重量は5トン、焦点距離が922mmです。これは日本国内では他に犬吠埼(千葉県)、日御碕(島根県)、角島(山口県)、室戸岬(高知県)の各灯台 でしか用いられていないません。なお、電波灯台としての役目もあり、現在はこちらの役割がより重要となっています。灯台上の官舎跡に建てられた高さ20mの鉄塔の上にアンテナが設置されており、電波を30秒サイクルで発射(15秒発射、15秒休止)し、レーダー搭載の船舶に岬の方位と距離を画面上で示しています。


経ヶ岬灯台(2008年11月撮影)





























【潮岬灯台】
潮岬灯台
(日本灯台50選)




●航路識別番号:2902 [F5994] ●位置:北緯33度26分15秒
    東経135度45分16秒
●所在地:和歌山県
 東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町
●塗色・構造:白色・塔形石造
●レンズ:LB-H120型灯器 ●灯質:単閃白光 毎15秒に1閃光
●実効光度:970,000cd       ●光達距離:19海里(約35km)      
●明弧:278度から130度まで ●塔高:22.51 m (地上 - 塔頂)
●灯火標高:49.47 m (平均海面 - 灯火) ●初点灯:1873年9月15日
●管轄:第五管区海上保安本部 
潮岬灯台(しおのみさきとうだい)は、紀伊半島南端の和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町)にある太平洋に突き出た潮岬に建つ白亜の灯台です。この灯台は明治初期の江戸条約によって建設された8基の洋式灯台(条約灯台)の一つで、歴史的・文化的価値が高いAランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台百選」にも選ばれています。参観灯台として、資料展示室を併設し常時公開されており、本州最南端に位置する灯台から望む太平洋の風景は地球の丸みを感じることができる壮大なものです。周辺一帯は南紀の景勝地で、吉野熊野国立公園に指定されています。

潮岬灯台(2014年07月撮影)