知っとこピアノ豆知識集(014)

世界最初のピアノ(クリストフォリのピアノ)はどんな音色?
クリストフォリは、チェンバロに打楽器の原理を使うことを思いつきました。弦をツメで“はじく”のではなく、ハンマーで弦を“叩く”のです。この仕組み、「ハンマー・アクション」によって、鍵盤を静かに押せば弱い音、強く押せば強い音が、自在に出せるようになりました。こうして1709年、世界で最初のピアノが誕生したのです。(前述001参照)現在、彼が作ったピアノは世界に3台残っており、ニューヨークのメトロポリタン博物館、ライプチヒのライプチヒ大学博物館、ローマのローマ楽器博物館に保存されています。浜松市楽器博物館はこれら3台の現存ピアノを参考に、忠実に復元したクリストフォリのピアノを展示しており、その復元ピアノの実演も行っております。聞いた印象では正に”チェンバロの親戚”でした。
復元されたクリストフォリのピアノの演奏
【浜松市楽器博物館】
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