マクロの世界




(14)石見銀山(島根)
登録区分:文化遺産 登録基準:(2)、(3)、(5) 登録年:2007年
「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、平成19年7月第31回世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されました。 世界遺産は14の資産で構成され、面積は529.17ha、それぞれ「銀鉱山跡と鉱山町」、「港と港町」、「街道」の3つの分野に分類されます。 「銀鉱山跡と鉱山町」は、16世紀から20世紀にかけて採掘から製錬まで行われた鉱山跡を中心として、銀の生産及びこれに関連する生業に携わった人々の居住地区、これらを軍事的に守った周囲の山城跡から成ります。(現在居住地区として残るのは、「大森」と「銀山」です。この区域は、江戸時代に鉱山を囲った柵の内外を区分して呼称したことに由来し、現在も谷のおよそ西半の地域を「銀山」地区、東半を「大森」地区と呼んで区分しています。)  「街道」は、銀鉱山と港との間を結び、銀鉱石及び銀をはじめ諸物資を輸送した2本の運搬路から成ります。  「港と港町」は、銀鉱石及び銀を積み出し、銀山で必要とされる諸物資を搬入した港湾とその関連施設、搬出入に関わった人々の居住地区から成っています。 


石見銀山(2007年09月撮影)