桜花礼賛の目次




002 桜(さくら)の語源は?
桜の語源には、いくつかの説があるようですが、その中で有力と思われる説をご紹介しましょう。
1.古事記に登場する、山の神様【大山津見神:おおやまつみのかみ】の娘である【木花之佐久夜毘売:
このはなのさくやひめ】の伝説が語源になったという説、または、「さくや」が転化したという説。

2.「早苗」、「早乙女」と同じく穀霊(穀物の霊)を表す接頭語の「さ」が、神霊が鎮座する場所を意味する「くら」(馬の鞍と同じ)を指し、「さ+くら」で「さくら」となり、穀霊のよりしろを表しているという説。
3.麗らかに咲くという意味の「咲麗(さきうら)」からきているという説。
4.咲く花の総称である「咲くらむ」という言葉からきているという説。
など、多くの説が伝えられています。