マクロの世界


(01)沖縄本島
(面積順位:第1位)



●場所:東シナ海 ●位置:北緯26度00分-27度00分
    東経127度30分-128度30分
●所属群島:南西諸島(沖縄諸島) ●面積:1208.29km2
●面積順位:第1位(本4島・択捉・国後除く) ●長さ:106.6km
●最大幅:31.2km ●海岸線長:560km
●最高標高:503m ●最高峰:与那嶺岳
●所属都道府県:沖縄県 ●最大都市:那覇市(人口:約32万人)
●島の人口:約129万人

沖縄本島(おきなわほんとう)は、沖縄県を構成する160の島の中で最大の島であり、また東シナ海と太平洋の間に位置する南西諸島においても最大の島です。沖縄県の主島という意味であり、沖縄県内では単に「本島」と呼ばれる場合もあります。国土地理院および海上保安庁海洋情報部では沖縄島(おきなわじま)の正式名称が使用されています。沖縄県の政治、経済の中心となる島で、同県の41市町村の内、県庁所在地の那覇市を含む26の市町村があります。また、県の人口約140万人の内、およそ9割に当たる約129万人の人口を有しています。国土交通省は、「沖縄本島」を、「本土」5島の一つとしています。ただし、沖縄では一般的に(漠然と)、本州を「本土」と呼んだり、あるいは、沖縄県を除く46都道府県のことを「本土」と呼ぶ場合もあります。また、沖縄方言と国頭方言のウチナー・ウチナーンチュ(ウチナンチュ)は、本来沖縄本島及びその出身者を指す言葉ですが、明治期の沖縄県設置後に沖縄県全域及びその出身者を示す様になってきました。本州などの主要4島と北方領土を除く日本の島の中で最大の島です。その面積は1208.19km2、周囲約560km、また本島の直線距離は南北端で約107kmあります。北部は火成岩が中心で、島内最高峰の与那覇岳をはじめ、恩納岳、名護岳など400m程度の低山が続きます。やや大きな河川があるのも北部の特徴であり、平地はごく少なく、酸性の土壌が分布している為、パイナップルの栽培が行われています。また北部は山原(やんばる)と呼ばれ、狭義には沖縄本島北部の国頭村・大宜味村・東村に広がる森林または国頭村・大宜味村・東村の地域自体をさし、広義には沖縄本島北部に広がる森林または沖縄本島北部地域自体をさします。本部半島は石灰岩層が分布しており、熱帯地域にみられる円錐カルストが発達しています。また良質な石灰岩を有している為、大規模な採石場とセメント工場が立地しています。農業では、アセロラの産地として知られています。中南部は主として琉球石灰岩層と泥岩から構成されています。地形は平坦で、100mを越える丘陵地は殆どなく、また河川が非常に少ないです。侵食されやすい石灰岩の南部にはカルスト地形が発達し、亜熱帯であるので浸食が速く、ドリーネやウバーレが多くあります。多くの鍾乳洞があり、那覇の南東の南城市玉城の全長5km(一般公開部分890m)の玉泉洞が最も有名です。最北端は辺戸岬(へどみさき)で、鹿児島県に属する与論島とは22kmしか離れていません。最南端は荒崎(あらさき)です。(最南端は喜屋武岬と誤解されがちだが、実際には東側約1kmに位置する荒崎の方が、やや南へ突出している)


沖縄本島(2005年01月撮影)