今月の閑人のオペラ



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”第1幕への前奏曲”

カルメン

”Carmen”

ジョルジュ・ビゼー作曲

初演:1875年パリ:オペラ・コミック劇場
(あらすじ) タバコ工場の衛兵をしている伍長のドン・ホセは、故郷にミカエラという婚約者がいる。ところが、タバコ工場に勤めるジプシー女のカルメンに花を投げつけられると、その気まぐれな行動に憤りながらも、心が揺れ動くのがとめられない。ある日、工場内のケンカでカルメンが逮捕される。護送するホセは、カルメンの誘惑に負け、彼女を逃がしてしまう。1ヵ月後、ホセは、居酒屋でカルメンと再会を果たす。しかし、居酒屋に居合わせた隊長と切り合いになり、ついに軍を脱走するはめとなる。逃走したホセとカルメンは、密輸団に入っている。カルメンは、嫉妬深い干せに嫌気がさし、自分たちの運命をトランプで占う。すると、何度占っても、自分が死に、直後にホセが死ぬと暗示される。一方、ホセは、母親の危篤に駆けつけるために帰郷する。開放されたカルメンは、華やかな世界に生きる闘牛士エスカミリオと付き合い始める。エスカミリオの試合を見に、闘牛場へ出かけたカルメンの元へ、嫉妬に狂うホセが現れる。復縁を迫るホセを、カルメンが拒絶すると、逆上したホセはカルメンを刺し殺し、自分も後を追う。 

ローザンヌ歌劇場
2008年10月11日

大阪:フェスティバルホール
指揮:シリル・ディーデリッ 演出:アルノー・ベルナール
ローザンヌ室内管弦楽団
ローザンヌ歌劇場合唱団
ルードラ・ベジャール・バレエ学校
【主なキャスト】
カルメン:ベアトリス・ユリア=モンゾン
 ドン・ホセ:ルーベンス・ペリッツァーリ
エスカミーリョ:ミコワイ・ザラシンスキ
ミカエラ:ブリギッテ・フール