一月(睦月)

洋ラン展
01月31日〜02月11日 京都府植物園
【京都府植物園へのアクセス】

京都市営地下鉄・烏丸線
「北山駅」下車3番出口徒歩すぐ

園芸界では、植物学上の分類とは別に、ラン科植物を東洋ランと洋ランに分けることがある。明治時代になり欧米から、熱帯ないし亜熱帯原産で、花色の美しいランが導入され、これらを、日本で古くから栽培されてきた東洋の温帯産のラン(東洋ラン)と区別して、西洋ランまたは洋ランとよぶようになりました。洋ランにはパフィオペジラム、カトレア、デンドロビウム、オンシジウム、バンダ、ファレノプシスなど多くの属があり、ほとんどが着生種です。色彩が豊富で大形の交雑種が多数つくられ、切り花としても多く用いられています。京都府立植物園で第21回洋ラン展が開催されているので見学に出かけました。



初午大祭
02月01日(初午の日) 伏見稲荷大社
【伏見稲荷大社へのアクセス】

JR奈良線”稲荷駅”からすぐ、又は京阪”伏見稲荷駅”より徒歩約5分

この日は和銅4年2月初午の日に稲荷大神が初めて稲荷山にご鎮座になった縁日と伝えられております。古く平安の昔から京洛初春第一の祭りとして福を求めての社参が盛んです。とくにこの日のお参りは「福参り」「初午詣」「稲荷詣」と呼び慣わされております。前々日の初辰日には、古儀によりお山の椎の枝と杉の枝を重ねてくくり、これに大きな紙垂を付け(青山飾りと称す)、本殿以下各摂末社の社殿に取り付けます。このお飾りは初午日を迎えるためのもので、この日より初午を迎える喜びが、境内一円に満ちあふれます。

節分祭
02月02日〜03日 須賀神社
【須賀神社へのアクセス】

京都駅から京都市営バス206号系統「熊野神社前」下車
徒歩約5分

立春の前日の節分には、各社寺で追儺式や豆まき行事などの疫鬼を追い払う行事が行われていますが、もとは宮中で大晦日の夜に行われていた「追儺」の儀式が民間にも広まり、節分の時期に行われるようになったものです。須賀神社では、2日・3日の2日間、烏帽子に水干姿で覆面をした懸想文売りが、懸想文(昔のラブレターのこと)を授けます。(有料)この懸想文は、家に持ち帰り人知れず箪笥や鏡台に入れておくと、着物が増えるとか、顔かたちが美しくなるとか、良縁に恵まれるとされ、江戸時代ごろ、京の町の娘や嫁が買い求めたものですが、現在では、須賀神社の節分の時のみに授けられ、女性に大変人気のある符札となっています。



節分祭
02月02日〜03日 熊野神社
【熊野神社へのアクセス】

 市バス 熊野神社前 徒歩約1分

 京阪電車 丸太町駅 徒歩約5分

上熊野神社は東山丸太町交差点の西角にあります。回りの建物におされていますが、歴史を感じさせるいい雰囲気です。由緒略書によると伊弉冉尊を主神とし、相殿に伊弉諾尊、天照大神、速玉男尊、事解男尊を祀っている。
社伝によれば、弘仁二年(811年)紀州熊野大神を勧請したのに始まると伝えられています。平安末期、後白河法皇は度々熊野詣を行いましたが、熊野神社にも厚く尊信を寄せ、同法皇が勧請した熊野若王子神社、 新熊野神社とともに京都の熊野三山として、崇敬を集めてきました。応仁の乱により焼亡しましたが、寛文六年(1666年)聖護院宮道寛法親王の命令により再興され、 その寺域は鴨川に至る広大なものであったとのことです。天保六年(1835年)にも大修造が行われたが、その後、大正二年(1912年)の市電軌道敷設により社地をせばめられました。熊野神社のシンボルの八咫烏ヤタガラス)です。日本神話に出て来る鳥で神武天皇が神から使わされたヤタガラスに導かれることによって熊野国から大和国へ案内されたとされています。節分祭には境内でそんな八咫烏の絵馬やサッカー協会公認のお守り、節分の福袋などが授与されていました。




強運節分会
02月02日〜03日 千本ゑんま堂(引接寺)
【千本ゑんま堂へのアクセス】

JR京都駅中央口から

市バス206系統「乾隆校前」
下車直ぐ
千本ゑんま堂(引接寺)は高野山真言宗。開基小野篁卿(802〜853)、開山定覚上人(1017-恵心僧都の法弟)、諸人化導引接仏道から寺名が定められました。本尊は閻魔法王(高さ2.4メートル)左脇に司命、右脇に司録を安置し、往古の裁判庁舎を象っています。平安朝京洛の中心道路である朱雀大路(現千本通)頭に位置するこの辺りはあの世へ通ずる処として亡きがらをここから送った故に京の都ではお盆といわずお精霊迎えの根本霊場として古来より有名です。その折にのみ本尊が開扉されたが近年は毎月16日の縁日に開扉説明しています。堂内の壁に室町・桃山時代の狩野元信筆閻魔王庁の図があり、境内には紫式部の供養塔という十重石塔(至徳3年の刻銘あり)(重文)があります。2月強運節分会では、ゑんまさまのこんにゃく煮き授與されます。千本ゑんま堂の節分会大念仏狂言は節分の宵に行われます。本堂に於いて節分らしい演目「鬼の念仏」が行われます。この狂言の千本ゑんま堂の鬼は陽気で間抜けな鬼です。こちらの節分会は陽が堕ちてから行われますので、古都節分巡りの〆になります。狂言の後に年男年女による豆まきが行われます。千本ゑんま堂のお豆さんは独特の玄い豆です。

節分会
02月02〜03日日 聖護院
【聖護院へのアクセス】

JR京都駅より市バス206号系統

で”熊野神社前”下車徒歩約5分

聖護院は円珍智証大師が岩倉に開いた常光寺に始まると伝えられます。のち寛治4年(1090年)に白河上皇が熊野三山を参詣するとき、円珍の法脈をひく増誉僧正に先達を命じ祈願を果たされ、その功績により院を建立して与えられました。修験道、厄除の不動明王として知られる聖護院の節分会は3日午後から追儺式が行われます。この式では暴れだした赤・青・黄の3匹の鬼が年男福女の撒く豆により調伏され、最後には改心した鬼が一緒に豆を撒くというめずらしいもの。その後山伏による大護摩修行が、山伏問答・弓・剣・斧等の作法の後、勤修されます。通常は事前申込でしか拝観できませんが、節分の両日は重文の不動明王や本堂、宸殿の一部が公開されます。

節分大祭
02月02日〜04日 だるま寺(法輪寺)
【だるま寺へのアクセス】

JR 嵯峨野線(山陰本線)「円町」
より徒歩約6分

市バス「西ノ京円町」
より徒歩約3分

立春の前日の節分には、京の各社寺では追儺式や豆まき行事などの疫鬼を追い払う行事が行われていますが、もとは宮中で大晦日の夜に行われていた「追儺」の儀式が民間にも広まり、節分の時期に行われるようになったものです。達磨寺の通称で知られる上京区の法輪寺にて行われる節分大祭は、節分前日の2月2日(土)から節分翌日の4日(月)の午前中までの3日にわたって行われ、抽選券付きの福豆の授与や厄除け開運ダルマの授与、抹茶やハト茶の接待などが行われるなど、連日多くの参拝者らで大変にぎわいます。また、期間中、大書院ではご住職による名物のだるま説法が連日開催されます。


節分祭
02月02〜03日 八坂神社
【八坂神社へのアクセス】

阪急「四条河原町駅」から徒歩約10分、またはJR「京都駅」中央口から市バス100・20系統祇園下車すぐ
節分には八坂神社の神前で、奉納舞踊と豆撒きが行われました。祇園などの芸妓さんや舞妓さんの踊りと福豆撒きが節分に華やかさを添えています。福豆撒きの準備もされて、早くから踊りを待っている人達。特に何十人ものカメラマンが良い場所に陣取って、長時間待っています。芸妓さんや舞妓さんも到着し、いよいよ待ちにまった奉納舞踊の始まりで、物凄く沢山の人とカメラマンで、大混乱。特に舞妓さんの豆撒きでは福豆を手にするのは大変なことでした。

節分大祭
2月02日〜04日 吉田神社
【吉田神社へのアクセス】

JR「京都駅」中央口から206系統の市バス約28分「京大正門前」下車、徒歩5分
京都の多くの神社でも節分祭がおこなわれますが、そのなかでも吉田山東側に位置する吉田神社の節分祭は「吉田の鬼やらい」として有名です。平安京の鬼門に当たる吉田神社の節分祭では、鬼が豆によって追い払われる祭事が執り行われます。吉田山近辺は京都大学のキャンパスにも近く、普段は静かな境内も沢山の露店が立ち並び賑わいを見せます。

厄除け節分会
2月02日〜04日 壬生寺
【壬生寺へのアクセス】

市バス 壬生寺道 徒歩約5分

阪急電車 大宮 徒歩約10分

壬生寺では2月2日〜4日にかけて、冬の京都観光行事として有名な「厄除節分会」が行われます。これは白河天皇の発願によって始められたと伝えられ、900年者伝統をもつと言われています。この日、参詣者は境内で炮烙(ほうらく)という素焼きのお皿を買って、家族や知人の年齢・性別を墨書きし、奉納します。この炮烙は、4月の壬生狂言の演目の中で割られ、これを割ることで、その人の厄が落ちるとされています。

節分大祭
2月03日 松尾大社
【松尾大社へのアクセス】

阪急電車嵐山線”松尾駅”下車すぐ
松尾大社の節分大祭は、午後1時30分から御本殿にて祭事が執り行われ、引き続き本殿中門より宮司による豆撒きで疫鬼を払いながら拝殿に昇殿し追儺行事が行われます。また、島根県益田市「石見神楽」奉納は、午前10時ころよりお昼頃まで拝殿にて行われます。この石見神楽は昭和五十二年島根県益田市の民族無形文化財に指定され出雲神話の主人公である素戔嗚尊が、松尾大社のご祭神・大山咋神の祖父神にあたる由縁から毎年、奉納が行われます。

節分祭
02月03日 平安神宮
【平安神宮へのアクセス】

JR「京都駅」中央口から5系統のバス「京都会館美術館前」下車〜徒歩5分

午後1時より本殿で節分祭が斎行されます。古来節分に年があらたまると考えられており、迎える春の平安をご神前に祈念します。午後2時より「大儺之儀」が大極殿下斎場で執り行われます。これは平安時代、宮中で行われていた年中行事「追儺式」を再現した儀式です。午後3時より鬼の舞・豆撒き行事が行われます。大儺之儀で追い祓われたはずの邪鬼たちが再び応天門から侵入してきます。境内をわがもの顔で暴れまわりますが、最後には市民の代表に打豆にあって追い祓われます。
 茂山千之丞師が構成演出を担当し、茂山社中の扮する鬼たちの舞は圧巻です。




節分日・奉納狂言
02月03日 平安神宮
【平安神宮へのアクセス】

JR「京都駅」中央口から5系統のバス「京都会館美術館前」下車〜徒歩5分

節分の日、平平安神宮では昼から夕方にかけて境内全面を使って古式のままの祓い行事が目白押し。大儺の儀、豆まき鬼の舞、福豆まきと続く。そんな中でじっくりと伝統狂言を楽しめるのが、平安神宮額殿の大蔵流茂山千乃丞社中の「奉納狂言」。額殿の天井の朱色の柱や梁を背景にミニ舞台で本格的に行われます。しかも、甘酒(市内有数の菓子店の出張振る舞い)がついて無料。会場は大極殿を入って西北にみえる小さな建物です。

節分祭
02月03日 北野天満宮
【北野天満宮へのアクセス】

JR「京都駅」から50・101系
統のバス「北野天満宮前」下車すぐ

節分の日は立春の前日(旧年の終りの日)にあたり、この日行われる「追儺」(「鬼やらい」)の儀式は、向う一年の災厄を祓い病いを除く祈りをこめた重要な年中行事です.この「鬼やらい」に於て追われた鬼が逃げこむ場所は「乾の隅」西北の隅であり、ここは昔から悪鬼の住む魔所とされ、現代でも常に不浄を避け、手厚くお祀りをせねばならない大切な場所とされています。北野天満宮は、天暦元年(947)京都の「乾の隅」の守りとして、皇城鎮護の願いをこめて建立され、以来災難除・厄除の社として、朝廷をはじめ都に住む人々の篤い信仰を集めて来ました。そして今なお京都では節分の日に北野天満宮・吉田神社・壬生寺・八坂神社・の四社寺を「四方詣り(しほうまいり)」として参詣し無病息災、招福を願う習慣が生き続けています。当日は、午前10時本殿にて節分祭が斎行され、社頭では午前9時より夕刻まで災難厄除けのお札・お守り及び銀幣が特別授与されます。また午後1時からは、神楽殿に於て茂山千五郎社中により摂社福部社(ふくべしゃ)の御祭神である福の神が鬼を払う「北野追儺狂言(きたのついなきょうげん)」並びに上七軒歌舞会による日本舞踊が奉納され次いで豆まきが行われます。今年(2010年)はテレビの水戸黄門の面々による豆まきで盛り上がっておりました。

追儺式鬼法楽
02月03日 蘆山寺
【蘆山寺へのアクセス】

JR京都駅から市バス
4, 17, 205号系統
「府立医大病院前」
 下車徒歩約5分

京都の節分会の代表行事の一つである廬山寺の追儺式鬼法楽は通称「鬼おどり」と云われ、開祖元三大師良源が村上天皇の御代に300日の護摩供を修せられた時に出現した悪鬼を護摩の法力と大師が持っている独鈷、三鈷の法器でもって降伏させられたという故事によるものです。この三鬼は人間の善根を毒する三種の煩悩、即ち貧欲・瞋恚・愚痴の三毒を表現しているもので、この三毒を新しい年の運勢の変りめと云われる節分の日に追い払い、又、福寿増長を祈念し、一切の悪疫災難をはらうことによって開運をはかり新しい節を迎えるという法会行事です。



節分祭
02月03日 伏見稲荷大社
【伏見稲荷大社へのアクセス】

JR奈良線”稲荷駅”からすぐ、又は京阪”伏見稲荷駅”より徒歩約5分

初午の日にお参りすることは「初午詣」や「福参り」と呼ばれ、伏見稲荷大社では前日の巳の日から商売繁昌、家内安全を願う多くの参詣者で賑わいます。和銅4年(711年)、2月の初午の日に稲荷山の三ヶ峰にはじめて稲荷大神がご鎮座されたことにちなむ祭事です。この日授与される縁起物の「しるしの杉」(有料)を授かると家が栄えるといわれています。また、2012年は節分祭も併せて行われ、祭典終了後に加えて、11時半、13時の3回、外拝殿において厄を祓い招福を願う豆撒きが行われ、大変な賑わい様でした。

節分会
02月03日 下鴨神社
【下鴨神社へのアクセス】

JR京都駅より
市バス(4・205系統)下鴨神社前(糺の森)下車

下鴨神社では当日午前中から「節分祭」「古神符焼納神事」などが執り行なわれ、12時から「追儺弓神事」が始まりました。本殿での神事が終了すると、舞殿にて直垂姿の射手が弓を鳴らし四方の邪気を祓う「蟇目式(ひきめしき)」が行われました。引き続き、楼門前で鏑矢を楼門の屋根を越えるように飛ばす「屋越式」が営まれました。境内は厳かな雰囲気に包まれ、賑やかな節分祭とは一味違った体験をすることができます。その後、学生達による「弓神事」が始まります。的の裏には「鬼」と書かれた文字が書いてあり、その的を破ることで厄除招福を祈願します。舞殿からに6つの的を目がけて弓を放ち、的を射ることで鬼を退治します。見事に的を射ると、参拝客から大きな拍手が送られます。そして、最後は恒例の「福豆まき」です。神職に続き年女・年男、そしてタワワちゃんが舞殿へと歩を進めていきます。京都タワーのマスコット・タワワちゃんは大人気で、大きな声援が飛び交いました。神職による豆まきが四方で行われた後、全員で福豆まきが行われました。

おかめ節分会
02月03日 千本釈迦堂
【千本釈迦堂へのアクセス】

JR京都駅から市バス50系統

「上七軒」下車徒歩3分

毎年2月3日に京都市の千本釈迦堂で『おかめ節分会』が開催されます。前夜祭が2日の午後から、当日祭は3日9:00から始まります。境内に残る「おかめ塚」の前で法楽が行われた後、午後からは男女ともおかめ装束をし、祈願を受け、一年の厄除けを願います。おかめとは千本釈迦堂を造営した棟梁・長井高次の妻・阿亀の名前です。棟梁・長井高次は柱の一本をうっかりと短く切ってしまいました。機転を利かせた妻・阿亀は、四本柱の残りの3本も短く切ればと助言しますが、その秘密を守るために棟上げ前に自害。棟梁は、上棟の日に妻の面を御幣に付け追善と本堂の無事完成を祈りました。おかめ装束をするのは阿亀の徳にすがり、家内安全を祈るためです。



天龍寺節分会
02月03日 天龍寺
【天龍寺へのアクセス】

JR嵯峨野線「嵯峨・嵐山」下車

徒歩約10分

2月3日、天龍寺では節分会が行われ、大福豆撒きや甘酒・樽酒の無料接待、地元の小中学生の絵画展もあり、多くの参詣人で賑わいます。また、それに伴って、境内の七つの塔頭では七福神めぐりが開催されます。総門で有料の福笹を授与され、三秀院では東向大黒天、弘源寺は三國傳来毘沙門天、慈済院は水摺辯財天、松巌寺は福禄壽、永明院は永明精舎恵比寿、寿寧院は身守不動明王、妙智院は宝徳稲荷から福を授かります。

節分祭
02月03日 梛(なぎ)神社
【梛木神社へのアクセス】

阪急河原町線 大宮駅下車

 徒歩約3分

貞観年間、京都では疫病が流行していました。鎮疫祭を行う際、祭神(牛頭天王)の神霊を東山八坂に祭る前に、一旦この地の梛の森に仮祭祀したのが梛木神社の始まりと言われています。後に牛頭天王の神霊を八坂に遷祀し、現在の八坂神社が創建されました。その時に、梛の住民は、花を飾った風流傘を立て、鉾を振り、音楽を奏でながら八坂に送りました。これが祇園祭傘鉾の起源となっています。また、八坂神社の古址にあたるので、元祇園社とも呼ばれています。この梛木神社では2月3日の節分祭に厄除開運、家内安全を祈願して、おかぐら奉納、神剣鉾授与等が執り行われます。

六波羅密寺節分会
02月03日 六波羅密寺
【六波羅密寺へのアクセス】

市バス 206,207,特207系統
「清水道」下車
西へ徒歩約5分

京都市東山区五条通大和大路上ル東の六波羅蜜寺では2月3日に恒例の節分会追儺式が執行されます。福を求めて大勢の参拝者が訪れ、午後2時50分、六波羅密寺山主の掛け声を合図に、本堂回廊から各界の著名氏、年男・年女、宮川町の舞妓・芸妓連らが「福かっこめ」と、威勢良く福豆を行った後、3時より本堂で六斎念仏追儺式を厳修します。白い糸を吐く土蜘蛛が本堂回廊まで逃げ回って退治されると参拝者からは歓声が挙がり、またその後は、再び福豆まきが行われます。

節分厄除大祭
02月03日 日向大神宮
【日向大神宮へのアクセス】

京阪バス15、17系統 蹴上より
徒歩約10分

地下鉄 東西線 蹴上(けあげ)
徒歩約10分

日向大神宮は5世紀末、第23代顕宗天皇の時、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりと言われています。天智天皇が神田を寄進、神域の山を日ノ御山(ひのみやま)と名付けました。応仁の乱(1467-77)で焼失しましたが、篤志家が社殿を造営し、更に慶長19年の再建には徳川家康により失った社領も戻されました。清和天皇・後奈良天皇・後陽成天皇の勅額があります。開運、厄除、縁結びの神として有名です。日向大神宮の節分祭は、境内にある「天の岩戸」をくぐり抜けることで開運厄除になるといわれる珍しい行事で、「ぬけ参り」の名でも親しまれています。夕刻(16:00〜)から諸祈願成就祈祷の献火神事があり、ごま木や古札の焼納も行われます。

節分会
02月03日 地主神社
【地主神社へのアクセス】

市バス
 京都駅より(206番・100番)
 で五条坂下車、 徒歩約10分

節分会は福豆をまいて邪鬼を祓い、厄除・開運招福・病気回復を祈願する豆まき神事です。元は宮中の追儺(ついな)と呼ばれる悪霊退散の神事で、厳しい冬から、草木が甦る春へと移り変わる、節目の行事でもありました。当日は厄除守や福豆が授与され、縁起物のこづち守りが入った福豆を求める人で境内がにぎわいます。

世継地蔵尊大祭
02月08日 上徳寺
【上徳寺へのアクセス】

市バス「河原町五条」下車、徒歩3分。/京阪「清水五条駅」下車、徒歩5分。
上徳寺は、世継地蔵があり、子授けや子宝に恵まれるとあって、女性の参拝者も多いです。世継地蔵尊大祭は、この日にお参りすると一億劫日功徳日に当たり祈念する法要が行われます。護摩木に願い事と、氏名・年齢を書き込んで、柴灯護摩供に入れてもらいます。世継地蔵尊前で祈祷が10:00より行われています。山伏さんの法螺貝を先頭に、柴灯護摩供が14:00より行われます。祭文が読まれ、弓を東・南・西・北・天・鬼門に放ちます。弓矢の儀式が終わると、祭文を読みます。祭壇のローソクの火から松明に火を移し、火床に点火します。火床に点火されると煙があがり、やがて火があがります。山伏さん達は、願いが書かれた護摩木を火に入れます。境内では、多幸焼と粕汁が無料接待されます。無料接待は、9:00〜15:00までで、なくなり次第終了します。

針供養
02月08日 虚空蔵法輪寺
【虚空蔵法輪寺へのアクセス】

JR嵯峨野線「嵯峨駅」より
徒歩約15分

京福電鉄「嵐山駅」より
徒歩約10分
虚空蔵法輪寺は、713(和銅6)年、元明(げんみょう)天皇の勅願で行基が開山したという古刹です。当初は木上山葛井寺(もくじょうざんかづのいでら)と呼ばれていました。毎年、虚空蔵法輪寺で『針供養』が行なわれまう。毎年2月8日と12月8日の2回、『針供養』(12月8日は「事納め」、2月8日は「事始め」にあたる)は執り行われます。全国から集まった針の供養をし、技芸上達、家庭円満を祈願するものです。「虚空蔵さん」で名高い法輪寺は、手芸、芸能上達の守護神とされています。法輪寺の『針供養』は、皇室で使用された針をご供養せよとの天皇の命により始まったと言われています。持参した針は、用意された蒟蒻に刺すという仕組みです。裁縫、服飾、芸術など技芸の上達を祈願する針供養の法要は13:00から執り行われます。現在でも皇室から預かった針を供養しています


紀元祭
2月11日 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統「上加茂御薗橋」下車、徒歩約5分

神武天皇が橿原の地で即位された建国の当時に思いをいたし、国家安泰と国民繁栄を祈念して、毎年建国記念の日の2月11日に上加茂神社では紀元祭が執り行なわれます。当日は神官による国旗掲揚等の儀式の後に奉祝行事として蹴鞠や剣道・空手の奉納があります。青空にたなびく日の丸はなかなか美しいものです。

七草粥
02月11日 城南宮
【城南宮へのアクセス】

地下鉄烏丸線「竹田駅」から南1・南2・南3系統のバス約5分「城南宮東口」下車、徒歩約5分

伏見区の城南宮では毎年2月11日に七草粥の儀式が行われ、参拝者らに粥が振る舞われます。七草粥は正月の7日に七草(七種)粥をつくって万病を祓いますが、城南宮では昔から旧暦のままで行われており、毎年2月11日に固定化されたものです。春の七草はせり、なずな、すずな、すずしろ、ほとけのざ、ごぎょう、はこべ。私が訪れた折はあいにくの雨空で時折激しく降り、訪れる人も少ないため七草粥は食堂で振る舞われました。会場には小さな音で「唐土(トンド)の鳥の日本のとりが渡らぬさきに七草なずなテッテッテロロロ・・・」とスピーカーから流されていました。これは菜をまな板に乗せて3回唱えて切られるのに因んだものです。また、七草を「切る」は忌み嫌って「ハヤス」といわれます。正月の鏡を切るときも、大きく「切る」のを「ヒラク」で「カガミビラキ」、小さく「切る」のを「ハヤス」と言われています。

阿含の星まつり
02月11日 阿含宗本山
【阿含宗本山へのアクセス】

京都地下鉄蹴上駅より徒歩約40分

当日はJR京都駅からシャトルバスが出ている。

「阿含の星まつり」は、正式には「火の祭典・阿含の星まつり神仏両界大柴燈護摩供」と呼び、毎年2月11日(祝)、本山(京都市山科区北花山大峰)境内地において厳修される、阿含宗最大の行事です。約30年の歴史を持つ、この行事は、参拝者が例年50万人を超え、京都の冬の風物詩として、その名が知られています。星まつりの星とは夜空の星ではなく、運命の星を意味します。密教では、運命の星を、個人が生まれながらにして持っているものと、年毎に巡ってくるものとの二種類があると考え、その組み合わせで運命は形づくられるとしたものです。そこで、運命学上の新年となる節分を機に一年の幸いを祈るのが星まつりです。阿含宗では、一人でも多くの方に参拝していただきたいと、節分に近い祭日である建国記念日の2月11日に営んでいます。

あま酒祭
02月11日 梅宮大社
【梅宮大社へのアクセス】

市バス【3】・【28】・【29】
【71】系統にて
「梅ノ宮神宮前」下車
徒歩約3分

2月11日に右京区の梅宮大社(うめのみやたいしゃ)で甘酒祭が執り行われます。醸造や授子・安産などで親しまれている大社は右京区梅津四条通りを北へ100mのところにあります。この神社は奈良時代、橘(たちばな)氏の氏神として(現在・綴喜郡井手町付近)創建したのが始まりといわれ、平安時代の始めに嵯峨天皇の橘嘉智子(たちばなのかちし)・檀林皇后(だんりんこうごう)によって現在の地に移されたました。 祭神は本殿四座から酒解神(大山祗神・おおやまずみのかみ)、大若子神(瓊々杵尊・ににぎのみこと)小若子神(彦火々出見尊・ひこほほでみのみこと)酒解子神、(木花咲耶姫命・このはなのさくやひめのみこと)を祀って古くから安産と造酒の神として有名です。この甘酒祭の祭典は京都の酒造家が醸造期をむかえて、大社に奉納の酒粕を甘酒にしたてて神前にお供えし、酒造の安全繁栄と氏子が無事にこの冬を越えられるよう祈願するものです。

初午大根焚き法要
02月11〜14日 三千院
【三千院へのアクセス】

JR京都駅から京都バス
17, 18系統「大原」下車
徒歩約15分

三千院では、参拝者に幸先のよい年をおくってもらうことを祈念し、毎年二月の初午にあわせ「幸せを呼ぶ大根焚き」が奥の院金色不動堂前広場において盛大に行われます。大根は大原の畑で有機農法で栽培されたものです。大原の里人たちが真心を込めて育てたこの純白の大根は何色にも染めやすく、味付けも沁みやすいことで有名です。厳冬の大原の里で、特別祈祷のあつあつの大根を味わい、無病息災、開運招福をお祈りします。なお「三千院の初午大根焚き」は、出世金色不動明王のご加護とご利益をいただけるよう、特別祈祷をしているととのことです。



燃灯祭(乙子の神事)
2月18日(第二子(ね)の日) 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統「上加茂御薗橋」下車、徒歩約5分

燃灯祭は二月第二の子(ね)の日の神事です。平安時代に宮中の年中行事として行われていた「子の日遊び」を神事化したもので、神職一同、御阿礼(みあれ)野と呼ばれる場所にあった神館(こうだて)跡の壇に出でて小松を根引きとし、それに燃灯草を添えて神前に奉る神事です。燃灯草は一名玉箒草(たまほうきぐさ)といいます。この儀式は、鎌倉時代の『嘉元年中行事記』にも記載されている由緒あるまつりです。尚、午後二時より神職とともに小松引きに一般同行可能です。

 


JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会
02月21日 JR京都駅ビル大階段
【駅ビル大階段のアクセス】

JR京都駅構内すぐ
2009年のJR京都駅ビル大階段駆け上がり大会(KBS京都主催)が21日、京都市下京区の同ビルであり、「この日のために」と脚力を磨いた72チームのランナーがタイムを競った。同ビル完成から毎年行い、12回目。45歳以上と女性を含む4人1組で高低差約30メートル、計171段を疾走し、団体と個人でタイムを競った。 出場した企業・各種団体の有志や市民は、4人ずつ勢いよく飛び出し、階段を猛ダッシュ。仲間や見物人の応援を受けて、「きつい」と必死の形相でゴールにたどり着いた。団体はサン・マッハ・スポーツが優勝した。



五大力尊仁王会
2月23日 醍醐寺
【醍醐寺へのアクセス】

京阪バス「醍醐三宝院」下車
地下鉄「醍醐駅」下車、徒歩15分

醍醐寺で2月23日に”五大力尊仁王会”が行われます。五大力とは、不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、 金剛夜叉明王の五つの明王の総称で、この明王の力を授かるため の行事が五大力尊仁王会です。餅を上げる行事は”餅上げ力奉納”と云われ、、五大明王に力を 奉納するもの。力を奉納することで、無病息災、身体堅固の御利益 があると伝わります。女性は90キロ、男性は150キロのジャンボ鏡餅 の持ち上げ時間を競います。

五大力尊法要
02月23日 積善院準提堂
【積善院準提堂へのアクセス】

JR「京都駅」から市バスで

「熊野神社前」下車〜徒歩約3分

聖護院の塔頭・積善院準提堂(せきざいいんじゅんていどう)では毎年2月23日に「五大力尊法要」が営まれ、分身御影のお札の授与やかす汁の無料接待などが行なわれます。三宝を護持する国王を守護する大力があるとされる、五大力菩薩を本尊として祀るこのお寺では、この日特別に開帳された本尊の前に分身御影のお札を積み重ねて、大般若経の転読や護摩供養などを行ない、その大力による国家鎮護・万民豊楽を祈願します。山伏達の「ようおまいりやす」の声に迎えられて参拝客が次々と訪れ、授与された分身御影のお札は災難除け、盗難除けのお守りとして各家庭にまつられます。




幸在(さんやれ)祭
02月24日 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統

「上加茂御薗橋」下車

徒歩約5分

幸在(さんやれ)祭とは、京・上賀茂7地区で15歳になった男子を祝う行事です。15歳になると「あがり」と呼ばれ、祭礼や町内の行事など大人の仲間入りとされます。各町内で行列を作り、福徳社にお参りして太田神社・上賀茂神社で元服式を執り行います。行列に参加するのは、産まれたての子供から15歳「あがり」の子供まで参加します。最近は少子化の影響を受け、町内合同で列を組む所もあるそうです。11:00頃に最初の組がやってきます。行列は太田神社の前の福徳社に最初の、お参りをします。福徳社を3周回りながら、太鼓、鉦、笛を鳴らし、子供は「おんめでとうござる」と言いながら歩きます。回り終えると、太田神社に向かいます。最初の行列は、山の神(太田神社の横奥)にお供え物を置きお参りします。山の神の前で鉦や太鼓を鳴らします。太田神社では来た組の順番に行列の神事が行われてる為に、参道で待たされます。「あがり」の子は、羽織・白襟巻き・黒足袋・下駄履きです。太田神社で神様に「あがり」を告げる元服式を行います。神職がお祓いをして、巫女さんが神楽舞を奉納。最後に「あがり」の子に神社から記念の物が授与されます。神事が終わると拝殿を3周まわります。太鼓、鉦、笛を鳴らし、子供は「おんめでとうござる」と言いながら歩きます。行列は、大将木の幣を持った子供を先頭に、鉦・太鼓・笛を鳴らしながら歩きます。3周まわり終えると太田神社を出て、上賀茂神社まで行きます。行列は、各組、単独で行きます。行列には、お供え物の饅頭や煎餅を持った大人の姿もあります鳥居前で待たれていた神職を先頭に本殿に行きます。本殿前で神事が行われ、お祓いが行われた後に、本殿内に入り、神事が執り行われます。



上賀茂手づくり市
02月24日(毎月第4日曜日) 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統

「上加茂御薗橋」下車

徒歩約5分

上賀茂手づくり市では京都の世界文化遺産・上賀茂神社の境内を流れる“ならの小川”沿いを会場として、毎月約250を超える手づくりに限定した品々がならぶお店がところ狭しと軒を連ねます。また、お店の内容は多種多様で、アクセサリーに布小物、陶芸品や木工品、新鮮な農産物から美味しい焼菓子やパンに至るまで、幅広いジャンルの作品が並びます。上賀茂手づくり市最大の特徴は、なんと言っても豊かな自然と、国宝を含む重要文化財が点在する清々しい神社の境内が会場であるというところです。京都の中でも最古の神社の一つに数えられる会場内では、随所に悠久の美を感じとることができます。春は豊かな新緑と桜、夏には子供たちが小川で水遊びを楽しみ、秋は美しい紅葉の中で、そして冬はうっすらと降り積もる雪の景色も楽しめます。また、日曜開催なので神社婚の花嫁さんの綺麗な姿が見れたり、神社のお祭事と日程が重なったりすることがあるのも特徴のひとつです。その他、会場内には大きな芝生広場などのんびりとくつろげる場所も多く、ゆっくりとお店の店主さんとのおしゃべりやお気に入りの品定めに時間を費やすことが出来ます。

京の朝市
2月24日〜25日 岡崎公園・平安神宮
【平安神宮へのアクセス】

JR「京都駅」中央口から5系統のバス「京都会館美術館前」下車〜徒歩5分.

岡崎公園と平安神宮で行われる観光朝市です。京都の名産品が一堂に集まるほか、小京都からも多数出品されます。また、「南京玉簾」「ガマの油売り」『バナナの叩き売り』の大道芸や、時代祭行列の「牛車」が特別展示されます。 疎水に区切られた岡崎公園にそびえる応天門の前に市がたち、観光客だけでなく地元の人もお散歩がてら立ち寄っています。

梅花祭
2月25日 北野天満宮
【北野天満宮へのアクセス】

JR「京都駅」から50・101系統のバス「北野天満宮前」下車すぐ

梅の花を愛した菅原道真の命日にちなむ梅花祭が2月25日に北野天満宮で開かれます。大勢の参拝者が境内を紅白に彩る梅の花の風情や芸舞妓による野だてを楽しみます。本殿の神事では、祭神・道真の霊を「なだめる」という音に通じる「菜種」を冠に付けた神職が、古式にのっとり梅の枝や約40キロの蒸し米などを神前に供えます。茶席では、近くの上七軒の芸舞妓ら約30人が参拝者たちに茶を接待します。