一月(睦月)

春の夜間特別拝観(ライトアップ)
03月29日〜4月13日 清水寺

【清水寺へのアクセス】

市バス
 京都駅より(206番・100番)
 で五条坂下車、 徒歩約10分

京都の観光スポット一番人気の清水寺です。春は桜の名所として知られています。まとまってたくさん咲いているという感じではなく、清水寺全体がピンク色に染められているという印象を受けます。春の夜間特別拝観時には、桜とともに清水の舞台等がライトアップされ、とても見ごたえのある内容となっています。仁王門から始まり、日本最大級の三重塔、「清水の舞台」で知られる国宝の本堂など見所は尽きません。桜の名所としても名高く、開花期間中に行われる「春・夜の特別拝観」のライトアップは、幻想的な光景がまた格別です。

都をどり
04月01日〜30日 祇園甲部歌舞練場
【祇園甲部歌舞練場へのアクセス】

京都駅中央口市バスD2のりばより206号、D1のりばより100号系統にて(所用時間約20分)、「祇園」下車徒歩約5分

京都の春といえば都をどりです。都をどりといえば祇園甲部の芸妓・舞妓さんが日頃のお稽古の成果を披露する祭典で、国内のみならず海外でもチェリーダンスとして知られています。つなぎ団子の提灯の下、「都をどりはぁ〜、よ〜いやさ〜」の掛け声で始まる幕開けは、明治5年に開催された京都博覧会の付博覧として始まった第1回公演から今まで変わらずに続いています。井上流家元の井上八千代師指導による、あでやかな井上流京舞が最大の見もので、4月のまる1ヶ月を通しての興行です。毎年祇園甲部歌舞練場で行われるこの行事は、祇園だけではなく、京都を代表する春の行事となっています。

お弓祭
04月04日 わら天神(敷地神社)
【わら天神へのアクセス】

市バス わら天神前よりすぐ

京福電鉄 北野白梅町より徒歩約15分

安産の神様と知られるわら天神(京都市北区)では毎年4月4日に五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「お弓祭」が行われまう。烏帽子(えぼし)をかぶり、はかま姿の射手たちが的をめがけ、次々と矢を放ち、今年の豊作を願います。毎年4月に行われている伝統行事で、氏子の間で代々、弓を射る作法を受け継いでいます。普段なら妊産婦の参拝が多い神社ですが、「お弓祭」の日は男性が中心となります。本殿で神事が執り行われた後、「神の矢」と呼ばれる先導者が竹製の矢を四方に放ち清めます。続いて、左右の白砂に座った6人の射手が順番に立ち上がり、約20メートル先の直径約1メートルの大的にめがけ、矢を放ちます。みごとに命中すると、参拝者から拍手が起ります。




例祭
04月04日 護王神社
【護王神社へのアクセス】

市バス45,51系統烏丸下長者町下車または10,,65,93 202,204系統烏丸丸太町下車すぐ

地下鉄烏丸線 丸太町から徒歩5分

護王神社の祭神は和気清麻呂、その姉の広虫、藤原百川です。京都御所の西、烏丸通りに面しています。称徳(孝謙)天皇に重用された結果自ら天皇になろうと画策した銅鏡の野望を阻止したのが和気清麻呂です。銅鏡からの脅しや懐柔に負けず信念を貫いたことで認められました。もと別格官幣社。明治19年に神護寺から現在地に遷座。文覚が神護寺を復興した際に、清麻呂を鎮守として祀ったのが始まりです。境内は猪のシンボルであふれていますが、猪は大隅国まで清麻呂を守った故事にちなむものです。御利益は、就職・出世や職難除け、足腰や病気の回復、ぜんそく封じなどです。毎年4月4日は明治天皇御治定の例祭です。和気清麻呂公のご命日を現暦に改め、定められました。御本殿前での祭典に続き、京都御所建礼門前で「宇佐神託奏上ノ儀」が行われます。




桂さくら並木公開
04月04〜05日 陸上自衛隊桂駐屯地

【桂駐屯地へのアクセス】

阪急京都線「洛西口」駅下車
徒歩約5分

JR東海道線「桂川」駅下車
徒歩約10分

陸上自衛隊桂駐屯地は、京都市の南西部に位置し、主要幹線道路、I.C.、鉄道等の利便性に恵まれ、中部方面隊の兵站中枢基地として、主要装備品(火器、車両、施設器材等)の補給整備、回収、方面隊各部隊の輸送支援、そのほか、民生の安定のため不発弾処理を行っています。また、歴史と文化の古都京都の大規模災害発生時には、状況により初動対処の役割があります。「桂さくら並木」公開、納涼夏祭り、夏休みちびっ子大会、ヘリコプター体験搭乗、駐屯地年忘れ大会(餅つきほか)など地域との交流も活発に行なわれています。

春季一般公開
04月07日〜11日 京都御所
【京都御所へのアクセス】

 地下鉄烏丸線 今出川駅から
徒歩約5分

 市バス 烏丸今出川から徒歩約5分

4月7日から11日まで(2010年の場合)恒例の「京都御所・春季一般公開」が実施されます(期間中は事前申込不要です)。紫宸殿、清涼殿、小御所等が参観できます。御車寄では鶴沢探鯨作の屏風、紫宸殿では高御座や御帳台、大臣宿所では和舞の人形などが展示され、回廊には月輪未生流・御室流・嵯峨御流による生け花も飾られます。また、雅楽の演奏(10日)や、蹴鞠(11日)も行われます。



花まつり
04月08日 広隆寺
【広隆寺へのアクセス】

JR嵯峨野線「太秦駅」下車徒歩約20分

嵐電「太秦広隆寺駅」下車徒歩約1分
京福嵐山線「太秦(うずまさ)」駅の前に大きな仁王門(南大門)があります。この門が広隆寺で左右には室町時代と思われる仁王像が安置されています。この仁王像に睨まれて南大門を潜ると右前方に講堂(重文)が見えます。平安時代の永万元年(1165)再建された京都最古の建物とされています。柱は円柱で丹塗りであることから赤堂とも呼ばれます。内陣には弘仁時代に造られたという阿弥陀如来座像(国宝)が安置されています。講堂の北側に小さな祠があります。聖徳太子に仕えた秦河勝(はたかわかつ)を祀る太秦(うずまさ)社です。その北が上宮王院太子殿で享保15年(1730)に建立されました。本尊の聖徳太子像を祀っています。この広隆寺では毎年4月8日に近くの幼稚園児などを招いて”花まつり”を執り行います。

花まつり
04月08日 清水寺
【清水寺へのアクセス】

  JR京都駅より市バス(206番・100番)系統
 で五条坂下車、 徒歩約10分

「清水寺」という寺名は、音羽山中より今もなお途切れることなくこんこんと湧き、音羽の滝に流れる霊泉に由来しています。この霊泉は「すべての人を救う」観音さまのご利益とあわせ、古来より無病息災、立身出世、財福、良縁、子授けといった現世利益を願う善男善女を集め、「清水の観音さん」の名で全国に広く信仰を得てまいりました。開創は宝亀9年(778)、奈良時代の末で、山号は音羽山。宗派は北法相宗です。「北」は南都・奈良に対して北の京都に立地するという意味をもっています。東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む15の伽藍が建ち並びます。そのほとんどが江戸初期の再建であり、平成6年(1994)にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。この清水寺では毎年4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日)には境内で甘茶がふるまわれます。

花まつり
04月08日 知恩院
【知恩院へのアクセス】

  市バス12,31,46,201,203,206 番「知恩院前」下車すぐ。)
京阪電鉄祇園四条駅から徒歩約10分

4月8日は仏教を開かれたお釈迦様が、ルンビニーの花園でお生まれになった日です。知恩院では終日、御影堂外陣に色とりどりの花を美しく飾った花御堂(はなみどう)が設けられ、右手で天を左手で地をさす誕生仏に甘茶をそそいでお釈迦様のご誕生をお祝いします。これはお釈迦様が誕生したときに天が甘露の雨を降らし、誕生を祝福したことに由来しています。花まつりはまた灌仏会とも言います。

花まつり
04月08日 清涼寺(嵯峨釈迦堂)
【清涼寺へのアクセス】

  JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅より

徒歩約15分

地元では「釈迦堂さん」とよばれ人々に親しまれている清涼寺は、「源氏物語」の光源氏のモデルともいわれる 源 融 の別荘、棲霞観があったところで、のちに東大寺の僧、 「 然 が宋より持ち帰った釈迦如来像を安置するため建立した寺です。清涼寺にはほかに阿弥陀三尊も安置されており、いずれも国宝に指定されていますが、嵯峨野にある多くの寺のうち、国宝の仏像があるのはここだけです。また、清涼寺は京都の三大狂言といわれる嵯峨狂言や、京都三大火祭りの「お松明」が行われることでもしられています。また4月8日は仏教を開かれたお釈迦様が、ルンビニーの花園でお生まれになった日です。清涼寺では白い象に乗られた御釈迦様を見る事が出来ます。

花まつり
04月08日 立本寺
【立本寺へのアクセス】

  JR嵯峨野線「二条駅」また
はJR「京都駅」から
市バス「千本中立売」下車
徒歩約10分

京の七本松通に面している本山・立本寺(りゅうほんじ)は、正式には「本山立本寺」、「北野の鬼子母神さま」とも呼ばれています。号は具足山(ぐそくざん)、四条門流、日蓮の孫弟子・日像(龍華樹院)により開山された「京都の三具足山」(ほかに、妙顕寺、妙覚寺)のひとつです。日蓮宗八本山、日蓮宗京都16本山のひとつ。日蓮宗本山。本尊は十界曼陀羅。本堂では「はなまつり」(4月8日)には、かつては台車に載せて綱で引き、町内を回っていたという白い象が安置されています。釈迦の母は、釈迦が空から白い象に乗って母の胎内に入るという夢を見、釈迦が誕生したということです。この、夢に因んで釈迦の誕生日に、祝いの意味で白象の模型を作り、引くようになったとのこと。

花まつり
04月08日 寶徳寺
【寶徳寺へのアクセス】

  市バス
JR京都駅(206番・100番)
五条坂下車
徒歩約10分

寶徳寺は清水寺の賑やかな参道・清水坂にあり、清水坂の土産物店に隠れるように、建っている小さなお寺です。安土桃山時代の慶長三年(1598)、成就院九代の玉圓上人により創建されました。本尊は、聖徳太子が42歳の時に厄除け守護仏として彫った阿弥陀如来像です。修学旅行で人気の清水寺の目と鼻の先に建っているためか、流石に訪問者が多い様です。でも、よ〜く観察してみると、参拝のためというよりも、ちょっと立ち寄ってみたという感じの人の方が多い気がします。お釈迦様の誕生日の4月8日にはお寺さんの境内では花まつりの儀式が行われ、甘茶も振る舞われます。

花まつり
04月08日 霊山観音
【霊山観音へのアクセス】

市バス:東山安井 徒歩約10分
 京阪電車:四条駅 徒歩約15分
 阪急電車:河原町駅 徒歩約20分

毎年4月8日はお釈迦さまの誕生日にあたり、東山区の霊山観音では「釈尊降誕花まつり」が行われます。また、年に一度、釈迦像に甘茶をかけることの出来る日でもあります。境内では、法要のほか琴の演奏や、野点の茶席なども設けられおり、桜の満開と時期が合えば、お花見をしながら、ゆったりとした気持ちになれます。そんな中、訪れた観光客や家族連れが一生懸命手をあわせ、釈迦の誕生を祝っていました。

花まつり
04月08日 東本願寺
【東本願寺へのアクセス】


JR京都駅から徒歩約5分

4月8日は花まつりです。お釈迦さまの誕生をお祝いする仏教行事で灌仏会ともいわれます。灌仏とは仏像に香水をそそぎかけることをあらわします。東本願寺(真宗本廟)や大谷祖廟でも花まつりにあわせて、右手で上を、左手で下を指し示したお釈迦さまのお誕生の姿をあらわした誕生仏を安置して、甘茶を頭上からそそぐ花御堂が設けられます。花御堂は、お釈迦さまの誕生地ルンビニの花園を、誕生仏はお生まれになってすぐ七歩あゆまれて「天上天下唯我独尊」と言われたそのお姿をあらわします。

観桜茶会
04月09日 二条城
【二条城へのアクセス】
JR京都駅から市バス
9・50・101号系統で
「二条城前」下車徒歩直ぐ

二条城は、徳川家康が京都御所の守護と京都に来たときの宿泊所として、1603年(慶長8年)に建てた城です。幕末にはここで大政奉還の会議が行われました。大政奉還の発表を行ったのは二の丸御殿です。天守閣は天明の火災(1788)で焼失して石垣が残るだけになっています。本丸は明治26年御所の桂の宮屋敷を移設したものです。この二条城で、桜の時期にの観桜茶会が催されなす。普段は非公開の庭園“清流園”で開かれ、お茶席が3席と点心席も設けられ、晴天の場合は野点席もあります。

方除大祭
4月第2日曜日までの3日間 城南宮
【城南宮へのアクセス】

地下鉄烏丸線「竹田駅」から南1・南2・南3系統のバス約5分「城南宮東口」下車、徒歩5分

神苑の紅しだれ桜が見頃を迎える4月初旬に毎年行われる大祭です。方角の災いや家相の心配がないよう守ってくれる方除の神様に、そのご神恩に感謝し、更なるご加護を願うものです。祭典期間中、郷土芸能の奉納など神賑行事が行われ、庭の桜とともに楽しめます。甘酒の無料接待もあり、大勢の参拝者で賑わがいます。当日は地元のコーラスグループによる、歌の奉納が行われていました。

やすらい祭
4月第2日曜日 今宮神社
【今宮神社へのアクセス】

市バス「今宮神社前」下車すぐ

市バス「船岡山」下車徒歩7分

このお祭は、平安時代に船岡山で疫病を鎮めるための御霊会を行ったことに始まると言われております。「夜須礼祭」、「安良居祭」と言って、歴史的に由緒深く、民俗芸能上も重要な祭(民俗無形文化財指定)にもなっています。『見ぬもあほう、二度見るもあほう』等と言われ、江戸時代から、太秦の”牛祭”(現在は行われていない)、鞍馬の”火祭”と共に、『京の三大奇祭』と言われて来ました。見るからに、ちょっと風変わりなお祭です。

太閤花見行列
4月第2日曜日 醍醐寺
【醍醐寺へのアクセス】

京阪バス「醍醐三宝院」下車
地下鉄「醍醐駅」下車、徒歩15分

醍醐寺では41日から21日まで醍醐桜会が催されます。そして、醍醐桜会のハイライトは、毎年4月の第2日曜日に開かれる「豊太閤花見行列」です。「醍醐の花見」を再現した「豊太閤花見行列」では、桃山時代の華麗な衣装に身を包んだ豊太閤が、北政所、淀殿、侍女などに扮した200名にもなる行列を引き連れ練り歩きます。三宝院唐門を出て、桜馬場から仁王門、伝法院林泉を経て金堂まで行列が繰り広げられ、金堂では、特設の舞台で歌舞が催されるなど花見気分を盛り上げてくれます。豊太閤には毎年各界の著名人が扮される様です。

桜花祭
4月10日 平野神社
【平野神社へのアクセス】
JR「京都」駅から京都市バス[205]系統又は[50]系統に乗車し「衣笠校前」で下車、北の方向へ徒歩約3分。

花山天皇が寛和元年(985年)4月10日に祭礼を行った事に由来します。当日午前10時に桜花祭を行い、御鳳輦にて神霊を移し、午後1時に行列を整えて氏子区域を巡行、午後4時ごろ神社に戻り還幸祭を行います。天平風俗の職姫や平安時代の公家の風俗、鎌倉時代の流鏑馬・大鎧武者ほか元禄時代女人風俗などの歴史時代絵巻が繰りひろげられます。丁度境内の桜の花も満開で、さながら王朝絵巻を見ている様な気がしました。

十三まいり
04月13日の前後1ヶ月間 虚空蔵法輪寺
【虚空蔵法輪寺へのアクセス】

 JR嵯峨野線「嵯峨駅」徒歩約15分

京福電鉄「嵐山駅」より徒歩約10分

京都では陰暦3月13日現在の4月13日に、かぞえで13歳になった子供たちが嵐山にある法輪寺虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に詣でる風習があります。法輪寺は京都市内から渡月橋で桂川を渡った場所にあります。虚空蔵は災厄を祓い、福徳・智恵をさずけてくれるということから、十三参りを「智恵もらい」とも言います。参詣の帰り道で後を振り返るとせっかく授かった智恵を返さねばならないという言い伝えがあり、渡月橋を渡り終えるまでは後を振り向いてはいけないとされています。13日は虚空蔵の縁日にあたり、13歳はこれにちなんだものです。また、13歳というのは女子の最初の厄年でもあります。厄除けの意味もこめてお祝いをする方が増えてきています。昔は境内に13種の菓子が売られ、それを菩薩に供えたあと、家に持ち帰り子供に食べさせたものらしいですが、その内容については詳しくは分かっていません。現在では、小学校卒業、中学入学の祝いを兼ねた行事として定着しました。親戚、縁者に紅白饅頭などで内祝いをします。 現在はお参りする先も虚空蔵菩薩とは限らず、日頃からお世話になっている神社仏閣へ足を運ぶ方が多いようです。またこの行事は関西では盛んに行われていますが、関東ではまだ、あまり一般的ではないようです。

春季例祭淳仁天皇祭蹴鞠奉納
4月14日 白峯神宮
【白峯神宮へのアクセス】

地下鉄 烏丸線「今出川」より徒歩12分
市バス 系統多数、「堀川今出川」より徒歩1分

ウコン桜が咲き誇るなか4月14日、鞠の神、スポーツの守護神として親しまれている白峯神宮において春季例祭淳仁天皇祭が営まれ、京都蹴鞠保存会によって蹴鞠が奉納されました。平安装束を身にまとった鞠人らが「アリ、ヤア、オウ」の掛け声をあげながら鞠を地面に落とさないように蹴り上げていきます。優雅な蹴鞠が披露されると訪れた人々はいっせいにカメラのシャッターをきっていました。尚、この蹴鞠の奉納は7月7日の精大明神祭でも行われます。

吉野太夫花供養
04月14日(第2日曜日) 常照寺

【常照寺へのアクセス】

市バス6,北1番系統「鷹峯源光庵前」

下車北に徒歩約2分

吉野太夫ゆかりの常照寺には、彼女が寄進した朱塗りの門があり、吉野門と呼ばれています。春、その吉野門前の参道に植えられたソメイヨシノが咲くと、朱塗りの門とのコントラストが美しい景色となります。毎年4月・第2日曜日の「花供養」の日には、禿(かむろ)・大傘持ち・女中らを従えた島原太夫の行列が、源光庵から出発し、約100メートル離れた常照寺に向って練り歩きます。高下駄で内八文字を描きながら練り歩く太夫の姿は、凛として気品に満ち溢れ、目を奪うような艶やかさです。この華やかな「太夫道中」を一目見ようと、周辺は大勢の人で賑わいます。

賀茂曲水宴
04月14日(第2日曜日) 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統
「上加茂御薗橋」下車
徒歩約5分

「曲水の宴」とは、せせらぎの流れる庭園などで歌人が座り、流れてくる杯が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を詠む行事です。古くは、禊の儀式の一部として中国で発祥し、日本へは5世紀末には既に伝えられていたという記録が残っています。その後、宮廷の遊びとして脈々と受け継がれてきたこの文化は、現在も日本各地で催されていますが、京都では城南宮と上賀茂神社でのみ観覧することができます。上賀茂神社では、寿永元年(1182)3月3日に催されたのが最初とされますが、平成6年に平安建都1200年・式年遷宮を記念して「賀茂曲水宴」として復活して以後、平安雅の世界を受け継ぐ行事として人気を呼んでいます。

鴨川茶店
04月14日(4月上旬の土日) 北大路橋上ル鴨川河畔
【北大路橋へのアクセス】

地下鉄・烏丸線・北大路下車

徒歩約10分

毎年4月上旬の土曜・日曜(桜の開花状況による)に半木の道の鴨川沿いの河川敷にて開催されます。府市民の憩いの場として整備された鴨川河川敷公園の遊歩道「なからぎの道」に茶店を設け、鴨川の名所として大きく育った紅枝垂れ桜を鑑賞します。河川敷公園の一部に茶店を設け、煎茶と花見だんごの接待(有料)、琴と尺八の演奏や府内市町村の特産品の展示販売があります。河川美化意識の高揚と美化運動の輪を広げることを目的にした茶店です。



えんむすび祈願さくら祭り
04月15日 地主神社
【地主神社へのアクセス】

市バス
 京都駅より(206番・100番)
 で五条坂下車、 徒歩約10分

古来、桜には神が宿るとされ、開花はその神のご利益の現れと信じられてきました。『地主権現の花ざかり・・・』と謡曲『田村』『熊野』にも謡われた名桜である地主桜は、この頃に満開となります。この桜の美しさを祝い、神々のお力を讚え、そのご利益により人々が良縁を授かることを祈願してさくら祭りは行われます。白川女による桜の献花と、謡曲『田村』『熊野』の奉納を行い、また、芭蕉の師として知られる北村季吟の献句「地主からは木の間の花の都かな」を句碑前にて宮司が献詠します。



例祭翌日祭
4月16日 平安神宮
【平安神宮へのアクセス】
JR京都駅より市バス5系統他「京都会館・美術館前」下車直ぐ

地下鉄東西線「東山駅」徒歩約10分

例祭は平安神宮の年中行事でも重要な祭儀で、ご祭神桓武天皇が天応元年(西暦781年)にご即位され、平城京の大極殿にて百官の拝賀をお受けになられた日にあたります。例祭(15日)の翌日(16日)には例祭翌日祭として、例祭斎行を奉祝し、「神饌講、澄心会、献花会、献茶講大祭」として、各附属団体の会員らが参列して斎行されます。祭儀では澄心会の各家元が輪番で献茶奉仕されます。当日は作法は分らないなりに、江戸千家の御点前を拝見致しました。

例大祭
04月17日 御香宮神社
【御香宮神社へのアクセス】

京阪電車京阪本線桃山御陵前駅

から徒歩約5分
御香宮神社は「日本名水100選」の第1号に選ばれた御香水が湧くことで有名な神社で、水が湧き出している本殿の左手前には、水を汲みに来る人が絶えません。 貞観4年(862年)に、この地に清泉が湧き出し、これを飲むとどんな病人にも平癒したことから、この香水を祀り、御香宮と称した説をはじめ、始まりには諸説あるようです。文禄年間には、豊臣秀吉が伏見城を造営するにあたって、鬼門の守護神としてこの社を大亀谷に移したが、慶長10年(1605年)に徳川家康によって、もとあった現在の場所に戻されたそうです。その後、徳川御三家は、その藩祖が伏見で生まれたため、当社を産土神として崇敬するようになったようです。伏見城の大手門を移した表門、華麗な彫刻が施されている本殿などが、重要文化財に指定されています。祭礼は例大祭(4月17日)、芽ノ輪(ちのわ)の神事(7月31日)、伏見祭(10月10日)などがあり、多数の参拝者で賑わいます。

例祭
04月18日 吉田神社
【吉田神社へのアクセス】

JR「京都駅」中央口から206系統の市バス約28分「京大正門前」下車、徒歩5分

京都市左京区の吉田神社で18日、例祭が営まれ、ゆかりの深い春日大社(奈良市)に伝わる倭舞(やまとまい)が古式ゆかしく奉納されました。吉田神社は平安京の守り神として859年、春日大社の祭神を勧請して創建されました。例祭には毎年、春日大社の雅楽を受け継ぐ南都楽所(がくそ)の奏者を迎え、倭舞を奉納しています。午前11時すぎ、本殿で雅楽が奏でられる中、白の装束を身にまとった舞い手の男性2人がサカキの枝や扇を手にゆったりと荘重に舞い始めました。初夏のような日差しのもと、参列した氏子たちは神妙な表情で見守っていました。




中酉祭
04月18日 松尾大社
【松尾大社へのアクセス】

阪急嵐山線  松尾駅  徒歩3分  
  京都市営バス  松尾大社前

下車徒歩約3分  

醸造祖神とよばれている京都の松尾大社では、酉の字は酒壺を意味していると言われる4月の中の「酉の日」に、醸造完了を感謝する「中酉祭」(ちゅうゆうさい)が執り行われます。酒、味噌、醤油、酢等の醸造や販売関係者など多くの人が集まります。社務所の裏を御手洗川という渓流が流れており、この近くに霊泉があります。酒造家はこの水を酒の水として造り水に混ぜて使います。一般には延命長寿、よみがえりの水として有名です(松風苑内)。酒造りの神にちなみ楼門前南側にお酒の資料館もあります。中酉祭は、「醸造感謝祭」とも呼ばれ、酉の日に酒造りを終えるという習わしから生まれた祭りです。



御忌大会
04月18日〜25日 知恩院
【知恩院へのアクセス】

 市バス12,31,46,201,203,206 番「知恩院前」下車すぐ。)

京阪電鉄祇園四条駅から徒歩約10分

法然上人がお亡くなりになられた日を期して行われる上人の遺徳を偲ぶ忌日法要です。知恩院で一番大きなかつ重要な法要です。法然上人がお亡くなりになられた後、その忌日に上人の門弟たちが修した「知恩講」に由来します。もともと「御忌」という言葉は天皇や皇后の忌日法要を指していましたが、大永4年(1524年)当時の天皇である後柏原天皇より「知恩院にて法然上人の御忌を勤めよ」という「大永の御忌鳳詔」が出されました。これより法然上人の忌日法要を「御忌」と呼ぶようになりました。当初は1月に勤められておりましたが、明治10年から4月に勤められるようになり、今日に至ります。18日午後から25日午前中までの8日間、日中・逮夜の各法要が勤められます。御忌法要の中心である導師は通常、坪井御門跡猊下がお勤めになられますが、全国の浄土宗寺院から選ばれた僧侶がお勤めになることがあります。特に日中法要は二導師形式で行われ、坪井御門跡猊下が導師として御出座の下、唱導師が「御諷誦」という節のついた上人を讃える文章を読み上げます。この御忌の期間中、法要以外に国宝三門楼上内にて夜通し行われる「ミッドナイト念仏 in 御忌」や「吉水講詠唱奉納大会」など様々な行事・催しが行われます。




神幸祭
4月20日後の日曜日 松尾大社
【松尾大社へのアクセス】

阪急電車嵐山線”松尾駅”下車すぐ
古くは松尾の国祭と呼ばれた松尾大社の大祭で、千年の歴史を持つ由緒あるお祭です。葵と桂で本殿、神輿その他を飾り付けることから、「松尾の葵祭」といわれています。また、5月の還幸祭(通称「おかえり」)に対して、こちらは通称「おいで」とも呼ばれています。松尾七社の重さ1トンあまりの6基のお神輿と唐櫃(月読社)に、ご本殿のご神霊が分霊され、拝殿を三回まわる拝殿廻しの後、松尾・桂の里を通って桂離宮の東北方から神輿船で桂川を渡り、西七条御旅所、三宮社御旅所(西京極川勝寺)、衣手社御旅所(京極郡)の三ヵ所に分かれて神幸します。

神幸祭
4月20日前後の日曜日 伏見稲荷大社
【伏見稲荷大社へのアクセス】

JR奈良線”稲荷駅”からすぐ、又は京阪”伏見稲荷駅”より徒歩約5分
稲荷大神が年に一度氏子区域をご巡幸になり、広くご神徳を垂れたまう大社最重要の祭儀です。午前11時より宮司以下の祭員および奉仕者の全員が冠・烏帽子に杉の小枝を挿した後神幸祭が斎行され、五基のお神輿にご神璽が奉遷されます。午後2時神輿の前後に供奉・奉賛列を整え本社を出発、氏子区域を巡幸してJR京都駅南西方、西九条にあるお旅所へ向かい、奉安殿に納められます。

正御影供
04月21日 東寺

【東寺へのアクセス】

JR「京都駅」西口から南西へ
徒歩約15分
御影供〈みえいく〉とは真言宗の開祖弘法大師空海が835年(承和2)3月21日に入定(にゆうじよう)し、この入定の日に勤修する法会を御影供といい,毎年(旧暦)修される正御影供(しようみえく)と月ごとの月並(つきなみ)御影供があります。御影供は弘法大師入定信仰に由来するものです。入定信仰の成立は延喜年間(901‐923)以前と考えられますが,入定信仰の成立によって御影供と〈お衣替え〉の行事が始められました。御影供は910年(延喜10)に東寺で始められたといわれていますが,信仰的行事は高野山が中心で,高野山の御影供は1057年(天喜5)明算(1021‐1106)が始修したといわれています。

壬生大念佛狂言
4月21日〜4月29日 壬生寺
【壬生寺へのアクセス】

市バス 壬生寺道 徒歩約5分

阪急電車 大宮 徒歩約10分
京都の「壬生」(みぶ)と言えば、すぐに思い出されるのは、新撰組の屯所があったということでしょう。しかし、壬生でもう一つ見逃してはならないのが、この「壬生狂言」なのです。「カンデンデン」と俗に呼びならわされる鐘と太鼓のお囃子。そのリズムに乗せて演じられる素朴な無言劇は、洗練された能楽や狂言とは一味ちがった味わいがあります。舞台も寺の本堂のかたわらの半野外と言っていいようなところで、観客はその向かいにしつらえられた別の建物の、吹きさらしの席から見物するという具合になっています。舞台のとなりは、幼稚園の園庭になっていたりします。壬生狂言は、普通春と秋と節分の、一年に三回の公演が行われます。春は壬生大念仏会と呼ばれ、9日間で現存の三十曲すべてが演じられるといいます。秋には三日間、節分には二日間行われます。節分には、『節分』の演目が繰り返し演じられるとのことです。壬生狂言は創始以来700年の歴史を有しています。


御忌大会
04月22日〜25日 智恩寺
【智恩寺へのアクセス】

JR京都駅より 市バス(206)
(17)
系統
百万遍下車
徒歩直ぐ

東大路今出川(百万遍)にあるのが百蔓遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)です。百蔓遍知恩寺は、法然上人が約800年前に都の人々にお念佛の教えを説かれた、「賀茂の河原屋」が前身となっており、法然上人が亡き後、弟子で知恩寺の二世勢観房源智上人が、法然上人の御影堂を建立し恩を知るお寺「知恩寺」としました。度々の大火にて焼失し、寛文二年(1662)現在地へ移転されました。法然上人の命日を偲んで百萬遍知恩寺で忌日法要が執り行われます。お堂をひとめぐりする大念珠を参拝者が後の世の安楽を思いながら繰る「百萬遍大念珠繰り」が行われます。4月25日の10時30分からは、3年に1度の「二十五菩薩練り供養」が執り行われます。

法然上人御忌大会
04月23日〜25日 知恩寺

【知恩寺へのアクセス】

JR京都駅より市バス《206系統》《17系統》百万遍下車すぐ
 
 京阪電車京都線「出町柳駅」下車 徒歩約10分
浄土宗の開祖法然上人は今から約800数十年前、賀茂の神宮寺を居とし、洛中の人々に「お念佛」をお説きになっておられました(京都市上京区、現在の相国寺付近)。当時「賀茂の禅坊」と呼ばれ今の「百萬遍知恩寺」の前身です。建暦2年(1212年)正月25日法然上人は入滅され、その後、法然上人の直弟子勢観房源智上人が師の御徳を偲ぴ、報いる為には、「恩」を「知」らなければならないと、恩を知るお寺、「知恩寺」と名付けられました。大永4(1524)年、時の後柏原天皇から「法然上人ご命日に法要を勤めよ」との「大永の御忌鳳詔」が下され、以降、総・大本山では、上人の遺徳をしのぶ法要や法話をはじめ、さまざまな行事が行われる様になりました。

吉祥院六斎念仏踊
4月25日 吉祥院天満宮
【吉祥院天満宮へのアクセス】

JR 西大路駅 徒歩約15分

 市バス 吉祥院天満宮前徒歩約3分
吉祥院天満宮は菅原道真を祭神としています。承平4年(934)に朱雀天皇が菅原氏の氏寺である吉祥院に、自ら道真の像を刻み霊を祀ったのがはじまりとされています。この地は道真誕生の地としても知られ、境内には道真のへその緒を埋めたと伝えられる菅公胞衣塚や、道真が参朝の際に顔を写したという鑑の井などがあります。古くから六斎念仏が行われていた地でもあり、現在でも毎年4月25日の春祭と8月25日の夏祭には舞殿で国の重要無形民俗文化財に指定されている吉祥院六斎念仏踊が奉納されます。

さくらまつり(萌桜会)
04月26日〜05月06日 比叡山延暦寺

【比叡山延暦寺へのアクセス】

JR京都駅・京阪三条駅・京阪出町柳駅から比叡山ドライブバスにて山頂駅まで約1時間
京都市内が新緑の季節となる頃に比叡山では、ようやく桜が見ごろを迎えます。境内にある1000本を越える桜が咲き乱れ、比叡山にも春の訪れを伝えます。さくらまつり「萌桜会」期間中は、オリジナルグッズやお茶、お菓子が当たる抽選会や、「木の芽の天ぷら」の試食会が行われます。また、通常非公開の「にない堂」にて坐禅体験の催しも行われ、春の一大イベントとなります。 標高848mの比叡山ではゴールデンウィークが八重桜の見頃となり,それに合わせてさくらまつり「萌桜会」が開かれます。珍種も多く,今年の桜めぐりの締めくくりともなります。


曲水の宴(うたげ)
4月29日 城南宮
【城南宮へのアクセス】

地下鉄烏丸線「竹田駅」から南1・南2・南3系統のバス約5分「城南宮東口」下車、徒歩5分
木漏れ日もやわらかな平安の庭を、ゆるやかに曲がりながら流れる一筋の遣水(やりみず、小川)。色とりどりの狩衣(かりぎぬ)や小袿(こうちき)といった平安時代の貴族の装束に身を包んだ7名の歌人が遣水の傍らの座に着くと、川上に控えた水干(すいかん)姿の童子が朱塗りの盃にお神酒を注ぎ、羽觴(うしょう、おしどりの姿を象った盃台)の背に載せて流します。琴の音が響く中、歌人はその日の題にちなんで和歌を詠み、短冊にしたためます。そして、目の前に流れ来る羽觴を取り上げ、盃のお酒をいただくのです。このさながら王朝絵巻を見る様な曲水の宴は春と秋の2回開催されます。



六斎踊奉納
04月29日 伏見稲荷大社御旅所
【伏見稲荷大社御旅所へのアクセス】

京都駅八条口徒歩4分

近鉄東寺駅徒歩2分

市バス/京阪バス東寺道すぐ

伏見稲荷大社御旅所は東寺(教王護国寺)の北東に位置し、多くの車が行き交う油小路通東寺通に突然現れる「石玉垣」に囲まれた杜(もり)です。伏見稲荷大社の御旅所は、かつては、「油小路七条」と「八条坊門猪熊」の二箇所にありましたが、豊臣秀吉が一つに合わせてこの地に移したと伝えられています。敷地の中に入ると、うっそうと茂る木々に囲まれた、大きな空間が広がっています。普段はひっそりとしている御旅所ですが、稲荷祭の期間には一変します。稲荷祭は、大社から御旅所へ神輿を担いで行く神幸祭(4月)と御旅所から大社へ戻る還幸祭(5月)からなります。この間に、五基の神輿が御旅所に御駐輿(ごちゅうれん)されます。また、御駐輿中には南区内で氏子祭も行われ、祭礼の期間中、御旅所は大変な賑わいをみせます。29日には氏子による六斎踊が奉納されます。現在では、御旅所としての役割のほか、地域の憩いの場、防災空間など、新たな役割を果たし、人々の生活と深く結びついています。御旅所とは、祭礼のときに、神輿を本宮から移して、一時的に奉安する場所のことを言います。

神幸祭
04月29日 熊野神社
 
【熊野神社へのアクセス】

  JR京都駅から市バス206号系統「熊野神社前」下車すぐ

京阪電車「神宮丸太町」下車
徒歩約5分

熊野神社は伊弉冉尊(いざなみのみこと)を主神とし、相殿(あいどの)に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、速玉男尊(はやたまのをみこと)、事解男尊(ことさかのみこと)を祀ります。社伝によれば、弘仁2年(811)紀州熊野大神を勧請したのに始まると伝えられています。嘉承年間(1106〜1108)増譽僧正は聖護院を建立し、当社を鎮守神とし、別当を置いて管理したとのことです。平安末期、後白河法皇は度々熊野詣を行いましたが、当社にも厚く尊信を寄せ、同法皇が勧請した熊野若王子(にゃくおうじ)神社、新(いま)熊野神社とともに京都の熊野三山として崇敬を集めてきました。応仁の乱により焼亡したが、寛文6年(1666)聖護院宮道寛法親王の命令により再興され、その寺域は鴨川に至る広大なものであったとのことです。天保6年(1835)にも大修造が行われましたが、その後、大正2年(1912)の市電軌道敷設により社地をせばめられました。祭礼は4月29日に神幸祭、5月16日に例祭が行われます。