一月(睦月)

八朔祭
9月04日〜07日 松尾大社
【松尾大社へのアクセス】

阪急電車嵐山線”松尾駅”下車すぐ

松尾大社の八朔祭が、9月4日に行われました。六歳念仏や盆踊り、八朔相撲や「女みこし」など勇壮に執り行われました。八朔とは旧暦の8月1日(朔日)のことで、この時期に台風や病害虫の被害が発生しやすいことから、風雨の順調や五穀豊穣、家内安全を祈ることを目的に130年前から開催されています。その昔は9月1日に行われていましたが、1976年ごろより9月の第一日曜日に行われるようになりました。八朔相撲は、鎌倉時代から連綿としてつづけられています。最近では国体の京都府代表決定もかねており迫力があります。相撲の後は、子どもの健康な成長を願って土俵入りが行われます。「女みこし」は、松尾大社を出て嵐山まで練り歩き渡月橋の上流から対岸に船で渡されます。上陸するときは勇壮な太鼓が迎えます。掛け声は「わっしょい」わっしょい」ではなく、「フォイット」「フォイット」でリズミカルな振りがつけられています。

嵯峨野六斎念仏踊奉納(八朔祭)
09月05日 松尾大社
【松尾大社へのアクセス】

阪急電車嵐山線”松尾駅”下車すぐ

八朔祭は旧暦の8月1日(朔日)にあたる時期に、順調な五穀豊穣、家内安全を祈って執り行われるお祭りです。渡月橋上流では「女神輿」の舟渡しが見られるほか、会場の松尾大社境内では「六斎念仏踊り」(無形文化財)が演じられ、夜には数千個の提灯に灯りが灯されます。六斎念仏は,平安時代空也(くうや)上人が,民衆に信仰を広めるために,鉦や太鼓をたたいて踊躍(ゆうやく)念仏を始めたのが起こりといわれ,後に仏教でいう六斎日(ふつう月の内,8日,14日,15日,23日,29日,晦日の6日間をいい,昔は悪鬼が現われて人命をおびやかす不吉な日とされ,精進潔斎して身を慎んだといわれる。)に行われたことから,六斎念仏とよばれるようになったと伝えられています。江戸時代中期から次第に風流化し,特に歌舞伎,地芝居,大念佛狂言などを取り入れた芸能性豊かなものに発展し,現在では六斎日とはかかわりなく,盆の行事を中心に行われています。六斎念仏には,古風で素朴な干菜系六斎と芸能化し,娯楽性をもった空也系六斎の二つの系統があります。

神能
09月08日 御香宮神社
【御香宮神社へのアクセス】

京阪電車京阪本線桃山御陵前駅

から徒歩約5分

600年以上の歴史がある「御香宮神能」が8日、京都市伏見区の御香宮神社で営まれました。ろうそくの淡い明かりの中で舞う「?燭(ろうそく)能」が厳かに披露され、約500人の市民らが見入っていました。神能は室町時代から続く伝統行事です。今年(2012年)は、御香宮の社名となって1150年の節目となり、能の金剛流と観世流がともに参加しました。刀鍛冶(かたなかじ)の名工が稲荷大明神(だいみょうじん)と相づちを打つ「小鍛冶」と不老不死の水を飲んだ童の伝説を舞った「枕慈童(まくらじどう)」が能舞台で奉納されましたた。

重陽神事・烏相撲
9月9日 上加茂神社
【上加茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統

上加茂御園橋下車徒歩約5分

重陽神事(ちょうようしんじ)は、重陽の節句に無病息災を願う神事です。古来より、陽数の九が重なる9月9日の事を重陽と呼び災厄払いの日とされていました。烏相撲(からすずもう)は、上賀茂神社御祭神の外祖父が八咫烏(やたがらす)となり神武天皇を先導した故事と信仰行事の相撲が結びついたものと言われています。烏相撲では、最王代も見守る中、祢宜代(ねぎかた)・祝方(ほうりかた)東西に子供達がわかれ相撲をとります。

重陽の節会
09月09日 虚空蔵法輪寺
【虚空蔵法輪寺へのアクセス】

 JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車
徒歩約15分
京福電鉄「嵐山駅」下車
徒歩約10分

重陽とは、陽数の極である九が重なる9月9日を祝う五節句のひとつで、旧暦では菊の花の咲く時期でもあることから菊の節句とも呼ばれ、この日、茱萸をもって山に登ったり、菊酒を飲むと災厄から逃れることができるとされています。法輪寺の重陽の節会では、本堂に菊の花のしずくから霊薬を得て長寿を保ったと伝えられる菊慈童の像を祀っており、長寿祈願の法要が行われます。参拝者らは菊慈童の像に菊花を供え、菊酒を飲んで無病息災を祈ります。その後、菊にちなんだ能の奉納も行われ、参拝者らに菊酒が振舞われます。




重陽祭
9月9日 車折(くるまざき)神社
【車折神社へのアクセス】
市バス又は京都バスで「車折神社前」、または京福電車の「車折」駅下車すぐ。

平安時代の大学者・清原頼業を祀る車折神社で、午後1時から重陽祭が営まれます。重陽の節句を祝って、菊の挿頭(かざし)をつけて舞う優雅な舞楽が奉納され、無病息災、不老長寿を祈り、奉納の後、参拝者には菊酒が振舞われ、甘い香りが境内に漂います。なぜ菊の挿頭や菊酒が振舞われるかというと、旧暦の9月9日は現在の10月、そのため昔は菊の咲くときに行われていたことになります。また、菊には身体をよくする薬としての効き目があり、無病息災、不老長寿にもってこいの植物だったからです。




若冲忌
09月10日 石峰寺
【石峰寺へのアクセス】

京阪電車本線深草駅から徒歩
約5分

江戸時代の画家伊藤若冲(1716〜1800)の命日である9月10日に伏見区深草の石峰寺において「若冲忌」が毎年営まれます。当日は境内が無料で拝観でき、若冲の掛け軸が特別に公開され、多くの参拝者が訪れます。同寺は正徳3年(1713)、萬福寺の千呆(せんがい)禅師によって建立されました。本堂横の竜宮造の山門をくぐり、裏山に入ると若冲が下絵を描き、石工に彫らせた釈迦誕生から涅槃に至るまでの五百羅漢像が並んでいます。若冲は錦市場の青物問屋に生まれ、光琳派より宋・元の古画を学び、後に写生を基礎として動植物を描き、特に鶏画家として有名になりました。家督を弟に譲り、禅に傾倒した若冲は、晩年、石峰寺の門前に草庵を結び、米一斗に一画を報いて暮らし、「斗米翁」と呼ばれました。境内には、「斗米庵若冲居士」と刻まれたお墓があります。

御刈田祭
09月12日 大原野神社
【大原野神社へのアクセス】

阪急東向日駅から阪急バス南春

日行きで終点南春日町下車徒歩

約10分
原野神社は桓武天皇が都を長岡京に遷都した際に、藤原氏の氏神である奈良の春日大社の氏神をともにこの地に移したのが始まりとされます。古くから政治・方除・知恵・良縁の神として親しまれています。秋には相撲神事とともに行われる五穀豊穣を祈願する御刈田祭があります。御田刈祭の当日に毎年9月の第2日曜日に開催されます。この神事は享保2年(1717年)の始まりで、五穀豊穣を奉謝して神相撲を奉納しました。今日まで270年間杜絶えることなく連綿として続いています。神相撲は両力士が清めの塩を包んだ白紙を口に喰わえ、2回戦うが最初は東の力士が西の力士を押し切り、次は西の力士が東の力士を押し切り1勝1敗に終わる様になっています。勝負のない相撲は珍しいですが、これは皆んなが争いごとなく、互いに仲よく助け合って生活します。という神様への誓いだといわれています。神相撲に続いて行われる奉納相撲は地元小・中学校の団体戦・個人戦を始め高校生や青年有志が執る相撲が人気を呼んで盛大に行われます。特に地元小学生による「豆力士の土俵入り」及び誕生1年前後の男子乳児の「赤ちゃん土俵入り」は他所で見ることが出来ず、好評を博しています。夜は氏子達が境内でナイトコンサートを開催します。小学生による和太筒やエレクトーン、ロック、邦楽そして竹太筒などの様々なジャンルの演奏が行われ一夜を楽しく過ごすことがでます。



法輪寺で月を愛でる
09月12日(中秋の名月) 虚空蔵法輪寺
【虚空蔵法輪寺へのアクセス】

 JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車
徒歩約15分
京福電鉄「嵐山駅」下車
徒歩約10分
中秋の名月を楽しむイベント「嵐山法輪寺で月を愛でる」が嵐山の虚空蔵法輪寺で行われました。暗闇の境内に万華鏡の映像が浮かび上がり、幻想的な空間が浮かび上がっていました。地域の商店街や京福電気鉄道などが、観光客数が減る時期を盛り上げようと、実行委員会をつくって昨年から始めました。法輪寺では、京都万華鏡ミュージアム(中京区)が制作した映像をプロジェクターで本堂に投影しました。約10メートル四方の画面の中で色合いや形が揺らめくように変化し、訪れた人たちが足を止めて見入っていました。また、会場では立命館大学「天文研究会」に所属する学生が月に関する豆知識講座を行い、天体望遠鏡や双眼鏡で月の観察会なども行われていました。またフルートの演奏や地唄舞等も披露されていました。

へちま加持
09月12日(中秋) 赤山禅院
【赤山禅院へのアクセス】

市バス5,特5番で「修学院離宮道」

下車東へ徒歩約20分

病よけにもいろいろありますが、へちま加持はぜんそく封じです。ヘチマの茎からとった水は古くから化粧水やぜんそくの薬として知られてきました。一日中祈祷を受ける人が絶えません。赤山禅院は比叡山延暦寺の別院であり、赤山苦行の霊場として知られています。この日は千日回峰の阿闍梨により、毎年中秋の名月に合わせて催されるという天台の秘法のヘチマ加持祈祷が奉修されます。本堂にはヘチマが供えられ、参詣者には比叡山の大阿闍梨が加持したヘチマ護符が授与され、御神酒、粗飯、へちま汁、抹茶の接待など盛りだくさんな行事が行われます。

賀茂観月祭
09月12日(中秋の名月) 上賀茂神社
【上賀茂神社へのアクセス】

JR京都駅前より市バス9系統「上加茂御薗橋」下車、徒歩約5分
毎年、中秋の名月の日に京都市の上賀茂神社では『賀茂観月祭』が斎行されます。月明かりのもと舞楽などの奉納があり、「亀屋良長」御奉納の月見だんごの無料接待、神事終了後に参加者に「増田徳兵衛商店」御奉納のにごり酒「月の桂」の無料接待もあります。平成3年にそれまで夜は真っ暗となった境内に灯ろうを設置した折に、その記念に始まった催しです。上賀茂神社は、正式名を賀茂別雷(かもべつわけいがずち)神社といい、794(延暦13)年の平安遷都以前に創始という古社です。『賀茂観月祭』は新しく伝統に加わった行事です。境内芝生東・重文「馬場殿」にて神事、奉納行事/ミニコンサートなどが行われます。

放生会
09月12日(中秋の名月) 本能寺
【本能寺へのアクセス】

京都市バス「河原町三条」
下車すぐ

地下鉄東西線「京都市役所前」
下車すぐ
生き物に感謝し、生き物の霊を供養する「放生会」が9月15日に中京区の本門法華宗 大本山 本能寺で行われます。本堂において法要が営まれた後、読経の声が響くなか生きた川魚が三条大橋の鴨川に放流されました。訪れた人々も参加して、ドジョウやウナギなどの魚を放流し、手を合わせます。放生会は京都では、三宅八幡宮や本能寺で行われます。ふだんの殺生・肉食を戒め、慈悲を実践するために、捕らえられている虫・魚・獣まどの生き物を池や野に解き放つ仏教の行事です。中国から経典とともに伝えられました。


御鎮座記念祭
9月14日 平野神社
【平野神社へのアクセス】

市バス「衣笠校前」下車すぐ

平野神社は延暦十三年(794年)に奈良から京都へ遷されました。奉燈祭は、正式には御鎮座記念祭と言い、この日を記念する祭事です。当日、境内には、約500個の提灯に火が灯り、17時半から本殿で行われる「奉燈祭」という神事に引き続き、日本舞踊などの奉納があります。当日は参拝者に冷やし飴の接待もあります。

秋季大祭(放生祭)
9月14日〜15日 三宅八幡宮
【三宅八幡宮へのアクセス】

叡山電鉄八幡前駅→徒歩10分
このあたりは古くは小野郷と呼ばれ小野氏の居住する地域でした。社伝によると推古天皇の時代、小野妹子が遣唐使として筑紫を過ぎる時、 病に罹ったので宇佐八幡宮に祈願をこめたところ、ただちに平癒したので、帰朝後、 宇佐八幡を勧請したのが、この社の起源とのことです。祭神は応神天皇です。 俗に「虫八幡」といい、子供の疳の虫除けの神として幕末期より崇敬を集めており、 特に九月十五日に行われる例祭(放生祭)には子供づれの参詣者でおおいに賑わいます。

名月管弦祭
9月14日 下鴨神社
【下鴨神社へのアクセス】
JR京都駅より
市バス(4・205系統)下鴨神社前(糺の森)下車

中秋の名月の14日、秋の稔りを前に五穀豊穣・天下泰平を祈願して雅楽などの芸能を楽しむ「名月管絃祭」が左京区の下鴨神社で行われました。 神事が厳かに営まれた後、尺八や管絃の演奏、王朝舞や舞楽などが奉納されました。美しい満月のもと、訪れた大勢の人々は月を眺めながら奉納行事にうっとりと見入っていました。




宗像神社例祭
9月15日 宗像神社
【宗像神社へのアクセス】

地下鉄烏丸線丸太町駅下車徒歩約10分

宗像神社は京都御苑内の西南に位置し、もとは花山院家の鎮守社として邸内に祀られていました。その祖、藤原冬嗣が延暦14(793年)に、 平安京の東西両市の守護神として筑前国の宗像神社を勧請したのが始まりで、 さらにその自邸小一条第に移したと伝えられています。小一条第は花山院家が相続しましたが、 中世以降里内裏の周辺が公家町になると時期は不明ですが、京都御所の中に編入されました。 明治天皇の東上により公家町は破却されたましたが、この社は邸内社から府社宗像神社とりました。



萩供養
9月15日 常林寺
【常林寺へのアクセス】

京阪「出町柳」駅より、南へ約100m
町柳駅よりすぐの常林寺は、萩の寺の別名を持つ浄土宗の寺院です。寺町荒神口にて天正元年(1573)魯道により開かれました。しかし、 寛文11年(1671)の寺町の大火により消失し、元禄11年(1698)現在地に移転、英誉が再建しました。常林寺は若狭へ向かう京の出口に位置するため、地蔵堂にある世継子育地蔵尊は、特に若狭街道を往来する人々の信仰を集めました。幕末の勝海舟は定宿としてこの寺を利用した様です。萩の寺の別名通り、9月中旬から下旬にかけて身も隠れるほどの萩が境内を覆いつくします。その見事さに川端通を歩いていると、吸い込まれるように立寄ってしまう人も多い様です。薄紫色の萩、彼岸花をそっと包み込むように咲く真白な萩。これほど萩に囲まれると、自分も萩の一部分であるような気持ちになります。門をくぐればそんな美しい景色が、ひっそりと広がっています。(9月15日(敬老の日)には萩供養が行われます)



義経祭
09月15日 鞍馬寺
【鞍馬寺へのアクセス】

鞍馬寺本殿まで、叡山鉄道”鞍馬駅”から徒歩約30分(途中まではケーブルカー使用も可)

牛若丸こと義経が幼少の頃(7歳)から過ごした鞍馬山の鞍馬寺では、毎年9月15日に義経を偲ぶ「義経祭」が営まれます。午前11時より本堂で法要が行われ、そのあと本殿前で子供たちによる合気道の奉納などが行われます。鞍馬寺には、義経が遮那王と呼ばれていた頃に住んでいたとされる東光坊に義経公供養塔が建ち、東光坊から奥の院に修行に赴く際に喉の渇きを潤したとされる息つぎの水や、16歳で奥州へ下るときにこの地を惜しんで背比べしたとされる石、義経の死後に魂が戻ってきたとされる義経堂など、義経ゆかりのものがたくさんあります。

観音加持青龍会
9月15日〜17日 清水寺
【清水寺へのアクセス】

市バス
 京都駅より(206番・100番)
 で五条坂下車、 徒歩約10分

東山山系「青龍」の地に清水寺は位置します。清水の湧きあふれる音羽(おとわ)の滝に、観音様の化身である龍が、夜ごと飛来して水を飲む−との伝えが清水寺に古くからあります。さらに本堂の東方に位置する奥の院の南廊下の祠(ほこら)に夜叉神(やしゃじん)が祀(まつ)られています。この夜叉神は青龍の地を守り、清水寺の御本尊の守護と共に、京の都を昼夜休みなく警戒し、人々の悪縁を断ち芳縁を結ぶ神として都の人々に信仰・畏怖(いふ)されてきました。清水寺創建千二百有余年、御本尊御開帳の年・平成12年3月3日にあたり、ここ青龍の地に、音羽の滝の故事、夜叉神への畏怖が結びつき、人々の安寧(あんねい)を祈願する青龍会(せいりゅうえ)を結成、観音の化身である青龍の誕生とその開眼の法要が執り行われました。青龍会は、法螺貝(ほらがい)を吹き先布令(さきぶれ)を行う「転法衆」(てんぽうしゅう)を先頭に、行道(ぎょうどう)を指揮する「会奉行」(えぶぎょう)、そして観音加持を行う「夜叉神」(やしゃじん)、さらに「四天王」(してんのう)が「青龍」の前後を守護し、『南無観(なむかん)・・・』を唱える「十六善神」(じゅうろくぜんじん)の神々が続く−という大群会行(だいぐんえぎょう)の行道です。毎年3月と9月に催行されます。

萩祭り
9月16日〜17日 梨の木神社
【梨の木神社へのアクセス】

JR京都駅から市バス4系統

府立医大病院前下車徒歩5分

梨ノ木神社は京都の中心に位置して、京都御所の東側にあります。京都三名水の一つの染井の水が有名で、染井の水は お茶の会で愛される名水です。水源ではペットボトルをさげた方々が並んで採水しておられました。又境内の萩も有名で、毎年9月の第3土・日曜日には萩祭りが行われ、敬老の日には俳句大会があります。kpの神社は明治18年の創建で比較的新しい神社ですが、境内に湯川秀樹の歌碑が建てられているのには驚きました。

豊国神社例祭
9月18日 豊国神社
【豊国神社へのアクセス】
京阪電車:七条駅下車東へ
徒歩約8分

市バス:博物館・三十三間堂前下車徒歩約5分
豊臣秀吉を祀る豊国神社は、豊臣氏滅亡後、家康に取り壊されてしまいましたが、現在の建物は明治13年に再建されたものです。参道の唐門は、伏見城の城門の一つを移築したもので国宝です。秀吉の命日が旧暦8月18日である事から、新暦9月18日に豊国神社例祭(ほうこくじんじゃれいさい)が行われます。神社の境内には骨董品や食べ物の店が出て、賑わいます。本殿前では、舞楽が奉納されます。また、翌日19日は薮内宗家家元による献茶祭が行われます。

上京薪能
09月18日 白峯神宮
【白峯神宮へのアクセス】

市バス:堀川今出川駅下車すぐ
地下鉄:烏丸線今出川駅下車西へ徒歩約8分

京都市上京区の区政130年を祝う「上京薪能」(区文化振興会など主催)が18日、区内の白峯神宮で催されました。今年で45回目と言うことで、ライトアップされた能舞台でさまざまな演目が披露され、幽玄の美を醸し出しました。愛好家が日ごろの練習の成果を披露した第1部に続き、かがり火がたかれ、第2部が行われました。観世流舞囃子(はやし)「融(とおる)」、大蔵流狂言「水掛聟(みずかけむこ)」、金剛流能「花月」などが上演されました。訪れた約600人の観衆は、優美な動きの仕舞や能に熱心に見入っていました。



名月祭
9月18日 平野神社
【平野神社へのアクセス】

市バス「衣笠校前」下車すぐ
平野神社は桓武天皇が平安遷都を行った際、大和国より遷されたのが始まりとされています。桜の珍種が多いことで知られるこちらの神社でも、澄み渡る月を観賞する「名月祭」が催されます。 二十年ほど前から行われているこの観月の宴。神事のあと燈明が灯る拝殿にて、舞楽・雅楽などが奉納されます。


お砂踏み
09月21日 東寺
【東寺へのアクセス】

JR「京都駅」西口から南西へ

徒歩15分

世界遺産に登録されている京都の東寺(とうじ)は公称名は教王護国寺(きょうおう ごこくじ)と言います。弘法大師ゆかりの真言密教の名刹として仏教芸術・日本最高の五重塔として知られています。国宝だけでも30を超え、見どころが多いお寺です。とくに講堂の21体の立体曼荼羅の迫力には圧倒されます。春と秋には五重塔を桜や紅葉が美しく引き立ててくれています。世界遺産に登録されているので、外国からもたくさんの観光客が訪れています。また毎月21日の縁日「弘法さん」には露店が並び、多くの人が訪れにぎわいます。観音堂とも呼ばれる食堂(じきどう)は、四国八十八カ所巡礼や洛陽三十三所観音霊場などの納経所ともなり、弘法さんの縁日が開かれる毎月21日に四国八十八カ所巡礼を再現した、お砂踏みも行われます。

お砂踏み法要
09月21日〜23日 新熊野(いまくまの)観音寺
【新熊野観音寺へのアクセス】

JR京都駅前から市バス208系統にて泉涌寺道下車、徒歩7分

JR奈良線東福寺駅から徒歩10分
今熊野観音寺は、真言宗泉涌寺の塔頭。東大路通の泉涌寺道の交差点へ東山に向かいます。東山の山麓に自然の環境に恵まれたところにあり、春は桜、新緑、紅葉と美しいお寺です。後白河法皇の病気治癒の伝説から、本尊は中風や頭痛封じ、知恵授けの頭の観音さまとして有名です。毎年9月に四国八十八ヶ所のお砂踏み法要がおこなわれます。堂内に設けられた八十八各社殿にお札を納めながら、参拝(その折に各社殿の前に置かれた砂袋を踏む)すれば現地を巡礼したのと同様の効能があるとか。


大般若経会
09月21日 養源院
【養源院へのアクセス】
市バス 206,208 207,特207 で「博物館・三十三間堂前」または「東山七条」下車徒歩すぐ。三十三間堂東隣
京阪電車七条より徒歩5分 市バス「山越」から徒歩約5分

養源院は、文禄3年(1594)淀君が父の菩提を弔うため秀吉に願い建立しました。商売繁盛、無病息災、家内安全の御利益があるとされる養源院の大般若経会は、1月、5月、9月、の21日に行われる恒例行事です。一切は空であるとの思想を説く仏教の諸経典を集成した大般若経全600巻を御宝前で導師と出仕の僧4人で転読します。当日の参拝者には御札の授与があり、御供養が配られます。



清明神社例祭
9月23日 清明神社
【清明神社へのアクセス】

三条京阪駅より[12][59] 番

「堀川今出川」下車 徒歩2分

晴明神社は安倍晴明公の屋敷跡であり、天文陰陽博士として活躍していた拠点であった場所です。清明神社例祭(せいめいじんじゃれいさい)は、清明神社の中で最も重要な祭儀です。祭列には、少年鼓笛隊・菊鉾・扇鉾・獅子・御神宝・晴風稚児・八乙女・四神稚児が参加します。本神輿と2基の若神輿は、途中から別ルートで氏子町内を巡行⇒西陣中央小学校に集合⇒神事が行われ⇒再び氏子町内を巡行します。境内にはお店が並び賑わいます。



萩まつり
09月27日 霊山観音
【霊山観音へのアクセス】

市バス:東山安井 徒歩約10分

 京阪電車:四条駅 徒歩約15分

 阪急電車:河原町駅 徒歩約20分
霊山漢音は四季変わりなく緑の滴る洛東霊山の麓に平和日本の建設と殉国の英霊並び大戦による犠牲者の冥福を祈念する為に故石川博資氏によって建立されました。慈顔溢れる麗しいこの観音像は彫刻会の元老故山崎朝雲先生によって原型が作成され、更に関係者の献身的な努力によって昭和の代表的芸術として後世に偉跡を残す荘厳な尊像が出来上がりました。毎年9月の下旬の日曜日には”萩まつり”が開催され、飲食の屋台も出店するほか、若手の落語家による寄席など、さまざまな催しが行われます。


櫛祭
09月28日 安井金毘羅宮
【安井金毘羅宮へのアクセス】

JR京都駅から市バス206系統

「東山安井」下車、徒歩約1分
9月の第四月曜日に安井金毘羅宮では”櫛祭”が開催されます。この祭は古くなったり傷んでしまった櫛やかんざしに、感謝をこめて供養するお祭りです。境内北側にある櫛塚(久志塚)は、女性の命とも言われる髪の美しさを引き立てる櫛をお祀りしていて、美願のご利益があります。この塚の前で祭典が執り行われ、拝殿で舞踊「黒髪」が奉納されます。その後2時頃より各時代の髪型に髪を結い衣装をまとった、時代風俗行列が神社周辺を練り歩きます。この行列はカツラを使わず、全て地毛で結いあげてあります。日本髪の美しさと結髪の技術のすばらしさが楽しめます。

観月会
09月29日 神泉苑
【神泉苑へのアクセス】

JR京都駅→地下鉄→地下鉄東西線「二条城前駅」下車
徒歩約2分

神泉苑は二条城のすぐ南にあります。東寺真言宗のお寺で、794年の桓武天皇による平安京遷都とほぼ同時期に、当時の大内裏の南に接する地に造営された禁苑(天皇のための庭園)で、元は非常に大きな庭園だったそうですが、徳川家康が二条城を造営した際に敷地の大部分が城内に取り込まれて規模は小さくなってしまったということです。また平安時代末期に活躍した源義経と静御前が出会った場所とも言い伝えられていて、中秋の名月には観月会が催されます。池には法成橋という赤い橋があり、ここで真面目な願い事を一つして橋を渡り、善女龍王社にお願いすると叶うとされており、また観月会では神泉苑内にある平八というお店が出す屋形船「竜王丸」に乗船して御池を巡るお茶会も開催されて、大変な賑わいとなります。