(2)日本ウオーク
(2)日本ウオーク

小さい頃から一度皆既日食を自分の目で見たいものだと思っておりました。昨年(2009年)夏にトカラ
諸島で皆既日食の観測が出来ると言うので、心弾ませて出かけましたが、残念ながら大雨で、太陽を拝むこ
とは叶いませんでしたが、急に夜の様に真っ暗になる現象だけは味わうことが出来ました。今年(2010
年)は7月11日に南太平洋のイースター島で皆既日食の観測が出来ると言うので、今度こそは、昨年のリ
ベンジを果たそうと、気合を入れて出かけました。今回の観測はイースター島のホテルが世界中からの観測
客で取れない為に、約5000km離れたタヒチ島にベースを置き、タヒチ島からチャーター機で日帰り(
実際は機中で1泊)でイースター島まで出かけると言う大変な強行日程でした。11日の早朝(AM4時頃)
にチャーター機がイースター島(マタヴェリ空港)に着いた折は、雨が降っていて、今回も空振りかと意気
消沈していたのですが、正午過ぎからの日食開始時間が迫るにつれ、急速に天候が回復してきて、意気消沈
も吹き飛び、素晴らしい皆既日食に出会うことが出来ました。(正に奇跡的な皆既日食観測となりました。
)折角のイースター島訪問ですので、皆既日食開始までの短時間ではありますが、モアイ像の観光も行いま
した。旅程を簡単に振り返りますと、第1日目は成田空港16:05発のエアータヒチ・ヌイ航空でタヒチ島の
パペーテ(ファアア空港)まで約11時間半時の空の旅でした。現地に朝到着し、ホテルで昼間は休憩後、
夕方の19時前にエアータヒチ・ヌイ航空のチャーター機でイースター島に向かい、現地の早朝4時頃にイ
ースター島に到着しました。第2日目はイースター島の空港に到着後バスで皆既日食観測場所のバンガロア
村の学校に移動。正午過ぎの皆既日食開始までの時間、タハイ遺跡のモアイ像を見学。その後観測場所の学
校に戻り、昼食後、いよいよ皆既日食開始。第一接触から、第四接触まで約3時間弱の天体ショーを楽しみ
ました。(皆既日食時間は4分41秒間)皆既日食終了後、18時過ぎにイースター島の空港よエアータヒ
チ・ヌイのチャーター機でタヒチに向かい、20時過ぎにタヒチのパペーテに到着、ホテルへ。第3日目は
午後、4WDマウンテン・サファリで、タヒチのパペノオ渓谷に入り、タヒチの大自然を楽しみました。4日
目はバスでタヒチ島一周観光に出かけました。タハアラの丘、ヴィーナス岬、ゴーギャン博物館、アラフラ
フ・マラエ、タヒチ博物館等を見学。5日目はフェリーにてクリスタルブルーの海に囲まれたモーレア島一
日観光に出かけました。島に到着後バスでトアテアの展望台、ベルベデール展望台へ。ベルベデールではミ
ュージカル”南太平洋”で有名となったモーレア島のシンボルのバリハイ山の素晴らしい眺めを楽しみまし
た。そ後、ヒルトン・モーレア・ラグーン・リゾート&スパでゆったりとした時間を過ごしました。6日目
は終日自由時間で、パペーテ市内の観光に出かけました。夕方、今回の皆既日食観測に参加された国立天文
台の渡部潤一先生の特別講演があり、夜にはサヨナラパーティーでタヒチアン・ディナーショーで盛り上が
りました。7日目は早朝にホテルを出発しパペーテ空港からエアータヒチ・ヌイ航空機で約13時間の旅で
成田へ。8日目のお昼過ぎに成田に戻って来ました。

(1)イースター島皆既日食観測編 (2)タヒチ・モーレア島紀行編